長谷川洋子のレビュー一覧
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子どもの頃からサザエさんフリークの私にとって、長谷川家は親しいご近所さんのよう。
長谷川家の知られざる部分を垣間見ることができて、より親しみを感じた。マリコさんとヨウコさんの現在の関係が気になるところだが、例え関係が途絶えたとしても、一緒に生きてきた過去は消えることはないし、天国で家族みんなで再会す...続きを読むPosted by ブクログ -
これ読んでよかったのかどうなのか。
憧れだったあの人の、人間臭さというか、
あたりまえに「ああ、あの人もヒトなんだよなあ」って、
それを思い知らされた。
その結末は、よくあること。
いいか悪いかは別として。
だとすれば、これを読んだこともよくも悪くもあるんだな、
きっと。Posted by ブクログ -
串だんご三姉妹(実際は四姉妹)の末妹から見た長谷川家と昭和史。
裁縫の授業中、『モンテクリスト伯』を隠し読んでいた著者に親近感を覚える。
母子二代に渡って、配偶者との縁が薄い女所帯。母親はヒトラー、ワンマンとあだ名されたが、終りの方まで読むと、ワンマン体質は長姉に受け継がれた気がする。母親の享...続きを読むPosted by ブクログ -
ヒトラーのような独裁者の母親と、サザエさんの作者である姉、
姉妹社を設立しその姉を支える一番上の姉。
三姉妹の一番下である作者の幼いころからの思い出話。
長谷川町子氏のよりぬきサザエさん等で読んだエピソードなど満載で、
ほのぼのした話かと読み進めると、後半は180度ぐるっと異なる。
「だんご串」とい...続きを読むPosted by ブクログ -
サザエさんの作者・長谷川町子の妹のエッセイ。母と姉2人の中にあって結構抑圧された生活を余儀なくされたのかなという感じがそこここに見られる。お姉さんの町子さんはサザエさんというより意地悪ばあさんのイメージか?Posted by ブクログ
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表紙がカワイイ。タイトルが素直で魅力的。
そんな、担当編集者さんが聞いたら大喜びしそうなコトが衝動買いの大きな理由でした。
あとは、長谷川町子さんの名著「サザエさんうちあけ話」が大好きなこともあって。
とーっても薄い本で読み易く、イッキに読んじゃいました。
軽いけどちょっとしみじみ。良い本でした。
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何年もまえに朝ドラになった長谷川町子さんの姉の「まー姉ちゃん」。
国民的アニメ「サザエさん」の作者長谷川町子さん。
そのどちらでもない、三女の洋子さんの戦前から今へと続くおはなしですよね。
この個性豊かな家族に囲まれ一番普通に生きてきた洋子さん。
町子さんたちとの独立に一番書きたかったことが書かれて...続きを読むPosted by ブクログ -
サザエさんの作者長谷川町子さんの妹、洋子さんが
描くサザエさん作成の裏話。
町子さんがどんな人だったのか、姉妹の母がどれほどの
行動力のある人だったかなど丁寧に書かれている。
サザエさんの裏話としても、戦中戦後の人間模様
としても面白く読めた。
とても上品で優しい文章で読みやすかった。 ...続きを読むPosted by ブクログ -
サザエさんの原作者、長谷川町子さんの妹の洋子さんの作品。彼処は一般的に三姉妹と思われているが、実は、長女まり子、次女町子の間にもう一人美恵子さんという人がいたが七歳という短期間で、夭逝されたそうな。その後すぐに、この洋子さんが産まれたのだそうだ。この家族の話は「よりぬきサザエさん」とか、朝ドラ「マー...続きを読むPosted by ブクログ
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「サザエさん」の長谷川町子さんの妹の長谷川洋子さん(1925年福岡生まれ)著「サザエさんの東京物語」、2008.4発行です。初めてで最後の本とのことです。長女まり子さん、次女町子さん、三女洋子さん、母親の貞子さんが設立した「姉妹社」での仕事を始め、三姉妹はずっと一緒の仕事を(サザエさん)。三女の洋子...続きを読むPosted by ブクログ
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結局のところ、終戦直後の女所帯の母親が
いかにして娘たちを一端にするための奮闘を描いた実話。
そして三姉妹の末っ子の筆者が
世間の憶測を正す事実がつづられていて
すがすがしく描かれた実話。
お母さんが認知症で入院した老人介護施設は扱いが酷く
感情の激しい母親に鎮静剤を与えていた話や、
著者が夫亡き...続きを読むPosted by ブクログ -
特にサザエさんのファンというわけでもなく、ましてや長谷川町子という人も全然知らない。なのにどうしてこの本を手に取ったのかな。つい先達て、「サザエさん症候群」についてのコラムを新聞で読んで、その内容がおもしろいというか、頭に残っていたからだと思う。そんなすごい漫画を生み出した人のお話だけれど、それほど...続きを読むPosted by ブクログ