小野一起のレビュー一覧
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仕事は誰かのためにするものであることの大切さを改めて感じます。自分のため、組織だけのためにやる仕事は内向きで、組織を腐らせるきっかけになり得るものです。自分の信念は何か、大切なものは何か、当初抱いた志を忘れずに日々の仕事に取り組みたいと思える一冊です。Posted by ブクログ
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歴史は繰り返す。
権力という魔物に取り憑かれると、本当のお客さんが見えなくなり、何が正しいのか分からなくなる。正しいことを主張するには、力を要する。すると派閥の形成などに時間が取られる。すると迷路に入り込む。いつの時代にも権力争いは繰り返され、権力に満たされるものは、道を誤る。そんな人間の葛藤と高揚...続きを読むPosted by ブクログ -
『部下の手柄は上司の手柄。上司の失敗は部下の失敗。ただし、心配する必要はない。君も君の部下に同じようにやればよい。これが銀行だ。」
半沢直樹を意識して描いたのだと思うが、話に深みがない。今どき、こんな銀行員はいないと思う。半沢作品が素晴らしいのは、ディテールの良さもさることながら、勧善懲悪でスッキリ...続きを読むPosted by ブクログ -
うん、なんか記者のことがよく分かる本。
思わず、そんなにスクープって重要だろうか?とか考えちゃう。けど、まぁ、ゆっくり読む雑誌ではなく新聞ということになると、そうもなっちゃうんだろうなあ。とも思うけど。
とりあえず、ここまでの切ったはったは私には向いていないということだけは確実(笑)。
彼らはほん...続きを読むPosted by ブクログ -
初の小説とのこと。まだフィクションを描くということに対する慣れのなさは感じられるが、これから続けていきポスト池井戸潤を狙って欲しい。内容としては金融庁・大手銀行・外資系金融・政党とこれらに翻弄され「抜かれ」「特オチ」を恐れる新聞記者が題材。個人的には最近の記者クラブ制度とそれによる横並びに近い報道姿...続きを読むPosted by ブクログ