松田治のレビュー一覧

  • トロイア戦争全史
    トロイア戦争の全体とその時代の人間、ギリシャの神々の関わりを把握するのに適した本。文章も読みやすく、またストーリーも楽しめる。
  • トロイア戦争全史
    壮大なギリシャ神話の一大要素、トロイア戦争を主題とするギリシャ、ラテンの古典作品は数多い。しかし、いずれもが戦争の一部を記すのみで、その全容を語るものはない。本書は、これら古典群の記述をジグソーパズルを組み上げるように綴り合わせ、発端から終焉に至るまで、戦争の推移と折々のエピソードを網羅して、その全...続きを読む
  • トロイア戦争全史
     端的な感想は、「歴史好きにはおすすめできる面白さ。一般には薦めづらい」という所でしょうか。

     私には、文学作品や歴史作品はやはり一次文献にあたりたいという欲がありますが、やはり分量的・金銭的・そして時間的制約からなかなか難しいものです。かといって入門書のように紹介やあらすじだけだったり大枠を示し...続きを読む
  • ギリシャ神話集
    紀元後2世紀頃、ローマの一般大衆へギリシャの神話世界を伝えるために編まれた、277話からなる神話集。壮大なギリシャ神話の全容を網羅的に扱うためか、神話の骨子や人物の事績等がきわめて簡潔に綴られていて、作者は事典的性格を意図したものと推測される。作者のみが伝える神話要素も含み、ギリシャ神話の研究者・愛...続きを読む
  • トロイア戦争全史
    神話と史実の境目。
    ゼウス、ヘレ、ポセイドン、アポロン。名だたるギリシャの神々が登場するが、神話と一線を画しているのは、その力の顕現について。物語の主役はあくまで神の子供たちであり、神はけっして御身を晒さず、ただ天の災いとしてその力を示すのみ。どのように語り継いでこられたかによるところであろうが、現...続きを読む
  • ギリシャ神話集
    ローマ人のためのギリシャ神話。
    非情に簡潔に書かれているのが特徴です。
    その反面、人名や数にやたらこだわっているのが面白いです。
  • ギリシャ神話集
    これねー・・・わたしがばかなだけかもしれませんが、すごい難しかったです。ゆっくり読み薦めていかないと理解ができない。
    そしてなんといってもギリシャ神話はとにかく神様が多い!!名前を覚えるのも一苦労です。(名前と誰の子供か、とかを頭に入れておかないと神話読めません)
    現地の人の本を和訳してるからなんで...続きを読む
  • ローマ建国伝説 ロムルスとレムスの物語
    タイトルの通りの内容。
    ローマ建国にまつわる伝説を歴史ととらえるのも厳しい話ではあるが、都市ローマの、あるいはローマ帝国のアイデンティティを、またはローマ建国に絡めての古代ローマにおける思想・世界観というものを考える一助としての物語とすれば有益か。
    いづれにしても歴史における伝説の扱い方の難しさを考...続きを読む