村上竹尾のレビュー一覧
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ネットの広告で偶然見つけ、職業柄興味がありその場で購入しました。
救命救急センターで看護師をしており、筆者さんのように意識が混乱したような状態の方がたくさんいる病棟で勤めています。
作品中にもありますが、そのような方が混乱している状態のときに自分の感じていることをを上手く他者に伝えることは困難で、...続きを読む -
消えちゃったので、思い出し書き。
読み終わって思ったことは、「この本をよんでよかったな」ということです。
前作を読んだことで思った「大変だったんだな」という一方的な理解が今作を読んだことで破壊されたのでよかったなと思いました。
あと、ご自分で幻覚の絵を描ける方って少ないと思うので、それもよかったなと...続きを読むPosted by ブクログ -
独特の絵の雰囲気が気に入りました。回復して来た時の鮮明な情景(絵のジャンルが変わる)や実際の写真を交えての表現方法が前衛的で、体験した本人だからこそ描ける漫画だなと思いました。
医療や福祉関係者にも是非読んでほしい。
実写化しても面白そう。映画かEテレ風なシュールでダーク、だけど最後はスッキリさせ...続きを読む -
何度読んでも涙が出ます。
日々自分なりにもちゃんと生活しようと心から思いました。
そして周囲の人にも改めて感謝して生きようとも思いました。
買って良かった!と思える作品です。 -
pixivで読んでいたが好きで再読。
体大事にしようと思いました。
普段は意識しないけど、何かがあった時に自分は大事に思われてるって初めて気づくんだろうな。
でもそれだと遅いんだろう。
普段から立ち止まって周りに感謝したい。
あと、全くの他人なのに、必死で生きることを願って全身全霊努力する人たち...続きを読むPosted by ブクログ -
作者自身の描写が、目と眉だけなのに妙に気持ちが伝わる。作者の心理状態もビンビン伝わる。
この人は本当に表現力がある。
死の淵から復活し、この時の経験を作品にするということは自分の中でかなりの葛藤があったことと思う。
それでも書籍化してくれたおかげで読むことが出来たのだから、心から感謝を述べたい。
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すごい。ICUから生還した患者さんの視点、リハビリで立ち直る人の視点ってこうなんだ。高次脳機能障害を本人の実感として的確に表した著述は無二では? しかもいい医療が、いい家族関係が行われているではないか。とてつもない本を読ませてもらったよ。Posted by ブクログ
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これは手元に置いておかないと。
わたしもいろいろあって、文字が読めなかったり計算できなくなったりしたことあるけど、
ふっと回復したりしたし、
人間って基本的に身体が生き残るようにできてるんだなあと思ったことがあるので。
「生かされてる」
どんな人生を選んだとしても、これだけたくさんの人に囲まれてる...続きを読むPosted by ブクログ -
読み進めていくたびに涙が溢れて止まらなかった。
体がいうことをきかなくなって、初めて分かる人のあたたかさや、今までの自分のしてきたことを理解できる。今回は本当に助かってよかったけれど、そうなる前に理解できたら一番いいのになと思った。
言う分にはいくらでも言えるけど、実践できてる人はほんの一握り。こう...続きを読むPosted by ブクログ -
「自分が好きなことなのに、どうしてこんなに苦しいんだろう」
そう書かれていた言葉が痛かった。
私はそこまで何か目標に思って生きてきたものもありません。要所要所である程度の努力のようなことをしていたかもしれません。ただ、今思い返せばその努力すべてが「甘かった」と思います。
やりたいことがあって、才...続きを読むPosted by ブクログ -
やっぱいい漫画は紙で読みたいな!
認知と認識、記憶、共感覚混乱、恐怖心からの嘘、脳に異常がでた人が、その異常をどう感じていたのか、1例だけれどとても貴重な記録になったと思う。
これを表現できる人が、こんな状態から戻ってきて、今生きていて、この本が出るということが本当にありがたい。Posted by ブクログ -
生きていくのって難しいなと思いました。作者さんはとにかく仕事に打ち込んで、しかも楽しくて仕方がないという状況ではなくこういう状態になってしまった・・・と思うと、ワークライフバランスとはいったい、という気分になりました。
いい家族、友達、先生、看護師に恵まれていて救われました。作者さんの人徳でしょう...続きを読むPosted by ブクログ -
タイトル通りの心配停止から生還したイラストレーターさんによる漫画。
もちろんエッセイとして、実際に体験したことの物凄さ、過酷さを追体験もできるし、その一方で、心が、身体が、脳が壊れた状態の人をどう描くかという表現の技巧を楽しむこともできる。
医学的な話や、発症に至るまでの経緯(かなり厳しいお仕事環境...続きを読むPosted by ブクログ -
心肺停止、死んでしまってもおかしくない”わたし”が闘病生活の末に生きなおしていく物語。
病気を経験した人って、漫画の中でもあったけど病識をなかなか持てない人が多いなか、よくここまで回復したなこの人、というのが正直な感想だった。何より”わたし”は周りの人に恵まれていて、それを自分自身で実感できているの...続きを読むPosted by ブクログ -
pixivで追っていたのを書籍化ということで購入。
心肺停止から、普通に生活が出来るまでの復活劇。
お見舞いが途切れなかった。
家族の心情。
友達の心。
愛されてる人は生きよと神も言うのか。
ヒガミっぽいねw
ともかく、涙が溢れてきてて、この方が助かって良かった;心のそこから思う。Posted by ブクログ