西寺郷太のレビュー一覧
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さすが西寺郷太さん、プリンスに愛情たっぷり。自分の言葉で適切に解説していて後追いでプリンスに関心を持つ者にとっての完璧な指南書。小学生の時に興味を持つことすらいけないことと感じつつ、岡村靖幸を隠れ蓑にしていつかは…と思っているうちに亡くなってしまったプリンス。こんなにマルチな才能だったとはね。Posted by ブクログ
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プリンス入門書として最良。曲のテンポから分析したりとエピソードだけの本では無い。
個人的には自分の大好きな曲「クリスタルボール」を熱く推してくれた事に大感謝。Posted by ブクログ -
最高に興奮する本だ。
特に80年代前半のヒット曲が好きな人は最高に楽しめる内容です。
当時を全く知らなくても、
とんでもなく大きな計画が実行され、成功した様を追体験できます。
スターと、大スター、と大御所しかいない風景。
数多く魅力的なエピソード。
有名で知っている話もありますが
初めて読む...続きを読むPosted by ブクログ -
音楽フリークのみならず、80年代カルチャーの洗礼を受けた人たちすべてに読んで欲しい佳作。文句のない5ツ星。
まさかあのヒットチューンに日本のゴーストライターが存在していたとは。その真偽を追う旅の長さと興味深さに何度も感嘆してしまいそうになった。
ポップすぎるゆえ少し軽んじていた印象のあった「ワム!」...続きを読むPosted by ブクログ -
メルマ旬報の連載で毎号読んでいたものが一冊に綴られている。連載から郷太さんが削りさらに増やしたこの完全版というべきこの小説はノンフィクション的なものをあえて小説として描くことで多重性を持ちえている。この多重性≒多層であることとは郷太さん自身が主人公でありワムのゴーストライターをしていた日本人がいると...続きを読むPosted by ブクログ
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青春ものの少し青くさい感じも90年代後半の空気感にぴったり。時折り差し込まれる時事ネタが、同時代を生きた人達の心をくすぐる。野茂はパイオニアになったし、メジャーでも背番号51はイチローのものに。マイケルも筒美京平もなくなってしまったな。Posted by ブクログ
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・自分はここにいなかった人間だが、確かにこの時代はあった。確かなこの時代の空気がここにあった。
・特にSTARWAGON。インディーズ時代の一枚は自分も心の一枚。繰り返し聞いた。まさか西寺さんとそんな関係にあったとは全然知らなかった。その別れも含めて胸にズシンと来るものがあった。あのアルバムっぽいな...続きを読むPosted by ブクログ -
著者のプリンス愛に溢れた一冊。
個人的にもプリンスは大好きで、今までいったライブで一番良かったと思っている。
それだけに2016年の突然の訃報は衝撃だった。
著者である西寺郷太氏も、この本が発売された数ヶ月後に衝撃の訃報を耳にするとは思わなかっただろうな。Posted by ブクログ -
NONA REEVESのフロントマンであり、優れたポップスメイカーとして作曲家活動も行い、かつマイケル・ジャクソンやプリンスの音楽評論でも知られる著者が、アーティストとしてのデビューを目指してもがいた90年代を描いた自伝的小説。
自らの才能を信じつつ、ひたすらデモテープを作り、信頼できるバンドメン...続きを読むPosted by ブクログ -
奇跡的なひと晩は、どういう文脈で訪れたか?
音楽の内側では白人と黒人の差が小さくなった現在(外側はまだ余裕で修羅の国)。そこに至る過程となった時代。
プレスリーから80年代までを俯瞰し、80年代にあるケタ違いのピークを迎え、そしてそれが作り手としても聴き手としても過大な消費となり、"we ar...続きを読むPosted by ブクログ -
2015年グラミー賞授賞式「最優秀アルバム賞」プレゼンテーターとしてのスピーチ …「 『アルバム』って覚えてる?」「アルバムは、今も、重要だ。」「本や、黒人の命と同じように。アルバムは、今も重要だ。今夜も、これからも…。年間最優秀アルバムです。」かっけー!Posted by ブクログ