伊勢崎賢治のレビュー一覧
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ウクライナの戦争を契機に大軍拡が企図される我が国だがまさしく火事場泥棒的やり方だ。国家は国民の命を守らないということがはっきりわかる。
自衛隊に関わった人たちの専門家としての叡智に教えられた。アメリカの意のままにしか進められない安全保障はまことに危険だ。ジェノサイド条約にさえ加盟していない後進国は早...続きを読むPosted by ブクログ -
■テロリズムという用語が使われるようになったのはフランス革命の「9月虐殺」がきっかけ。
■アメリカ国防総省の公式なテロリズムの定義では「テロ行為とは政治的,宗教的,若しくは特定のイデオロギーに基づいた目的のため,特定の政府や社会に対して恐怖を植え付けるべく,違法な暴力の使用,そして威嚇を行うこと」と...続きを読むPosted by ブクログ -
核セキュリティとジャパンCOIN。
日本が歩んできた歴史を活かし、日本らしい・日本にしかできない対応とは何なのか。
現場での豊富な経験をもとに、それを示唆してくれる貴重な一冊です。
【本書抜粋 著者】
我々は、史上初めて、「防犯」と「戦争」の世界を、自由に、縦横無尽に行き来する敵をつくり出して...続きを読むPosted by ブクログ -
中国・北朝鮮・韓国が戰爭を仕掛けてくる=仮想敵国
イラク戦争で自衛隊に死者は出ていない
自衛隊を出さないとアメリカは助けてくれない
などの情報は全部嘘
だまされるなと伊勢崎さんは言う
あなたの払った税金で自衛隊が人を殺すことを許容できますか
と伊勢崎さんは問う
憲法9条も日米同盟も絶対ではない
この...続きを読むPosted by ブクログ -
非常に勉強になりました。政府が出している想定ケース一つ一つに対して反証があるので、集団的自衛権まで必要ない事はよく分かった。しかし、そもそも自衛隊や国防という事に向きあってない議論ばかりしても時間の無駄だったね。
イラクでわざと目立つ迷彩服着ていった話とか悲しすぎる…
日本にしかできない、世界平...続きを読むPosted by ブクログ -
p.62
しかし、「だから目に見える国際人道支援の足がかりとして、まず後方支援の派遣を」という日本での議論は非常に軽率である。そもそも、後方支援部隊とは、地元社会への福祉が目的で派遣されるものではない。あくまで、戦闘部隊への支援が原則である。道路や橋の補修作業を実施しても、それらはあくまで戦闘部隊...続きを読むPosted by ブクログ -
集団的自衛権の行使が意味することについて、勉強になりました。
湾岸戦争や、記憶に新しいイラク戦争、アフガン戦争、今日のイスラム国に渡って集団的自衛権が行使された例と共にその顛末を、馴染みのない読者にもわかりやすく書かれています。
また昨今の世界情勢に対して、本当に世界は日本が血を流す事を望んでい...続きを読むPosted by ブクログ -
集団的自衛権と集団的安全保障というものがごちゃ混ぜに使われているのではないか。
アメリカとよい関係を保つために必要なのは武力ではなく様々な国とうまくやっていく調整力。
「血」をもって云々という情に流されてはいけない。
今きちんと知っておかなければいけないことが書かれている。Posted by ブクログ -
すごく読みやすく、論点が分かりやすい。ほかのレビューにもあったが、発売当時にぜひ読みたかった。時代は約10年進み、本に書いてあった指摘が少しでも改善されたことを望みたい。
現場の様子も良かったが、個人的に楽しく読ませていただいたのは、伊勢崎氏が紛争屋になるまでのいきさつだ。Posted by ブクログ -
伊勢崎氏に会ってみたい。中々興味深い話がたくさん盛り込まれていた。
特に世界最貧国シエラレオネでの出来事は、想像を絶している。人口500万人のこの国の内戦による犠牲者は50万人。しかし内戦終了後、世界は、犠牲者を手掛けた犯罪人に恩赦を与える。つまり戦争犯罪人と犠牲者遺族が混在しながら、新しい国がス...続きを読むPosted by ブクログ -
[ 内容 ]
職業:「紛争屋」職務内容:多国籍の軍人・警官を部下に従え、軍閥の間に立ち、あらゆる手段を駆使して武器を取り上げる。
机上の空論はもういらない。
現場で考えた紛争屋の平和論。
[ 目次 ]
序章 常に思い通りにならない半生(歯車が狂いだしたのは大学卒業間近 アイデンティティはどこへ ほ...続きを読むPosted by ブクログ -
テレビで見る自衛隊のイラク派兵なんかとは違って、戦争・紛争地域化での国際協力というものがいかなるものか、その現実を見せ付けてくれる。
一般人は戦争が終わってしまうと途端に無関心になってしまうが、その後の平和構築にどのような苦労とコストが必要となるのかがわかる良書。Posted by ブクログ -
既読。
紛争が起こっている地域に行き、そこの兵士たちの武装解除をしてきた著者の体験談、また、紛争や日本の国際協力のあり方に対する著者の考え。現場に行っているだけの重みがある。有事の際の日本のあり方について、日本国内でもさまざまな議論がされているが、当たり前ではあるが、実際に行ったことがない人、紛争の...続きを読むPosted by ブクログ -
紛争の現場で国連機関の職員として、武装解除等の職務に従事した人が書いた本。
どこにいっても人が絡むと政治が始まるのだと思わされる、といったような、ある意味当たり前のことが書いてある。
日本ではこのような現場を知っている人間と言うのはそもそも少なく、そしてそのうちでもこうやって本にする人間と言うのはも...続きを読むPosted by ブクログ -
武装解除には主にDDRが行われる。武装解除・動員解除・社会復帰(Disarmament, Demobilization, Reintegration)東チモール・シエラレオネ・アフガニスタンでの筆者の経験と介入に関して述べられている。国連においても国の思惑が交錯し、戦後復興やPKOなどでも利害は衝突...続きを読むPosted by ブクログ