西山繭子のレビュー一覧

  • バンクーバーの朝日
    最初から最後までずっと差別について描かれてる印象。頭が固い一世と、カナダの風土と一世の間で板挟みになっている二世達。職場での待遇、住んでる場所、色んなものを通して色濃くかかれていて、読んでいて辛いな…って思うところが多々あった。
    だが、野球を通して、段々距離が縮んで行く展開が痛快。飽きずにスラスラ読...続きを読む
  • バンクーバーの朝日
    映画は観ていませんが、薦められたので読んでみました。
    そして映画も是非観たいと思いました。

    野球を信じて生き抜く強さ、逞しさに野球をそれほど知らない私も感動しました。
    また、野球だけでなく、「写真婚」で夢見てカナダに来た和子や奨学生として信じたせいの話は衝撃でした。こんなことが実際にあったなんて。...続きを読む
  • バンクーバーの朝日
    2014/12/30
    めっちゃ良かった!
    3点
    ○時代は違えどいろんな面で自分のライフとオーバーラップする
    ○妹役の子めちゃ演技うまい
    ○なんかここに人生の本質があるような気がしてしまう
  • バンクーバーの朝日
    日系移民たちの野球を通して人々の生きる希望や現実を描いた作品。
    時代背景がリアルなのはもちろん人々の感情の動きが感じられる作品でした。
    映画も見てみたくなった。
  • バンクーバーの朝日
    生活も貧窮しているのにスポーツ=遊びをやることに意味はあるのかの問いかけがすごく共感できた
    意味ないんだけど意味ある
    重要なこと
  • バンクーバーの朝日
    最近カナダが気に入っていて、ふと見つけた作品。
    映画なった作品でタイトルは知っていたけど、こんな素敵な作品だったとは。
  • バンクーバーの朝日
    映画観たかったのに観れなかったなぁ〜、たしか野球の話だったよなぁ〜、と手に取りました。

    実話なのかなぁ。。当時、色んな理由でカナダに移住した日本人。色んな思いをして苦労しながらも野球に打ち込み、最初は認められないけど日本人らしい野球でカナダ人をも魅了していく。

    せっかくいい感じの時に。。
    戦争っ...続きを読む
  • バンクーバーの朝日
    日系移民の方々は相当な苦労があったんだろうと想像はできますが、本書を読んで特に差別社会や戦時中での苦しみを改めて認識。半ば騙されて渡航してしまったのはひどい話だが、日本に残っていても辛い時代だったようですね。
    そんな厳しい状況の心の拠り所にである野球で奮起する二世の奮闘…よくある構図ですが、素直に感...続きを読む
  • バンクーバーの朝日
    国とは国民全体の利益を守る仕組み。
    国が国民を守れなかったとき、国民は国民で無くなり、民族に戻る。
    そして民族のリーダーが民族を守れなかったとき、その民族は滅亡もしくは併合される。
    地球上では繰り返されていることではあるが、日本からの移住者達は、それが国により半ば恣意的に引き起こされたという点でより...続きを読む
  • バンクーバーの朝日
    "海の向こうで三年働けば、日本で一生楽に暮らせる"。100年前バンクバーに渡った日系移民たちの希望の星となった伝説の日本人野球チームの物語。まともに勝てる相手ではないカナダチームに果敢に挑む。そして編み出した秘策とは。。読出しは、青春スポコン小説かと思いきや、読み進めるにつれ、時代と国家に翻弄された...続きを読む
  • バンクーバーの朝日
    フランクが撃たれるシーンでほんとに戦争は嫌だなって思った。誰のために戦っているのかも理解できないし、憎くもない人を戦争という理由で殺すなんてやっぱりわからない。人から思考を奪うってことは戦地でなくても仕事場でもあるかもしれないけど‥‥。清二がレジーのためにグローブを買うシーンが好きだ。野球が大勢の人...続きを読む
  • バンクーバーの朝日
    カナダに渡った日本人の存在など知らなかった。
    日系移民たちの野球チームが彼らの支えとなったようだ。
  • バンクーバーの朝日
    戦前のカナダの日系移民人達がこんなにも大変な思いをしていたなんて、知らなかった。

    夢を見て移住した先での差別、戦争に翻弄される中、野球チーム「朝日」は人々の心の支えとなっていたに違いない。
  • Dr.ルナの不思議なカルテ
    どんな性格も完全に治してしまう「ワクチン」を扱うお医者さんの話。


    必ずしも治療が最適とは限らない、そんなメッセージが含まれている気がしました。
  • バンクーバーの朝日
    島国の日本で生きていると人種差別なんて別の世界のどこかで行われていることのように感じてしまうけれど、夢みてカナダに出稼ぎに出た日本人たちがこんな過酷な状況の中生き抜いてきたことを初めて知った。
  • バンクーバーの朝日
    明治維新を遂げ、物価の高い欧米諸国へ出稼ぎに。龍馬以来の日本人としての自覚が生まれてきてはいるが、海外との交流の在り方は、現在のようなカタチではないなあと感じた。とまずは、昨日までに読んでいた「竜馬がゆく」の延長戦として日本人の歴史目線で楽しむことができた。
     物語の中で特に印象的なものは、日系1世...続きを読む
  • バンクーバーの朝日
    おもしろく読んだことは読んだのだけど、筆力が弱いのか、感動させるべきところまでもあっさり書きすぎてしまっている感があった。それでも力作であることに間違いはない。★4つでもよかったかな。
  • Dr.ルナの不思議なカルテ
    帯にクスリと笑えるちょっぴりビターな事件簿とありましたが笑えるかなあ。ビターどころかけっこうダークなとこあると思った。1人の患者につき1話で10人ほど悩みを持った人が出てくるが、人見知りを直したいとか勇気が欲しいとか断れるようになりたいとか...それらをあっという間に直せるのはすごいことだと思うけど...続きを読む
  • バンクーバーの朝日
    映画のノベライズらしいです。表紙が妻夫木聡だったから原作かなと思ったんですがね〜。

    第二次世界大戦前にカナダへ移住した日本人たちが作った弱小野球チームが、頭脳プレー、チームプレーで次第に頭角を現してくる。そしてそのフェアプレイで次第に受け入れられていく。だが時代は戦争に向かい転がり落ちてゆき、他国...続きを読む
  • バンクーバーの朝日
    別に映画が好きなわけではなく。
    この映画を見たいわけではないのですが。。。
    本屋でこの本を見た時。作者が伊集院静氏の娘さん
    が書いてるんだ!!とおもって買いました。
    特に彼女の作品というわけではないようで。