雪舟えまのレビュー一覧
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国分寺にある不思議なパンケーキ屋さんでの物語。みほは親友と幼馴染が付き合うことになって大切なふたりと距離を置かなければならなくなってしまう。みほにとって幸福とは何かを考えた結果見つけた答えは不思議な恋のカタチ。店主のまぶさんがパンケーキを開くきっかけのお話や常連客の陽炎子さんと師匠のお話がほっこりし...続きを読むPosted by ブクログ
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不思議な空気のバージンパンケーキ国分寺というお店。そしてみほの抱えているもやもや。親友の恋と自分の提案。そこから展開されるみほやお店のこと。あまり多くを説明されないところも好み。なによりパンケーキの美味しそうなこと。たくさんの種類、トッピングと魅力的で食べたくなる。Posted by ブクログ
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どの短編も素晴らしい。癖が強いけど、わたしはその癖が好き。運命の人と出会う喜びが最上級の愛で綴られている。宇宙まで包み込む濃密さ、深さ、いろんな形でいろんな星で愛が溢れて止まらない。雪舟さんの書く物語の住人になりたい。Posted by ブクログ
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ラジオの書評で興味を持ったので読んでみました。
短編集ですが、どの章もやさしい空気が流れますね。
言葉の選び方とか表記の仕方でちょっとSFっぽいですが、その非現実感の中でもしっかりとした物語がある感じで、ゆったりやさしい気持ちになれます。
ちょっと同性愛的な描写が多いのが気になったかな。Posted by ブクログ -
水灯利と縦も、緑と楯も素敵な関係すぎる!!!どちらも同性同士の愛で、神聖なものだよなあーとか夜分にしみじみ思ってしまいました。
戯言
緑と楯は個人的にはコブクロの2人を想起させる。なんとなく。Posted by ブクログ -
冠婚葬祭に際する人々の生活を描いたアンソロジー。個人的にあまり刺さった作品はなかったけど、町田そのこの『六年目の弔い』、飛鳥井千紗『もうすぐ18歳』、寺地はるな『ありふれた特別』はよかったな。子供を産むということをテーマにしているのかな?とも思ったラインナップだった。
p.82 幼さは、他人への...続きを読むPosted by ブクログ -
寺地はるなさんと町田そのこさんが参加していると聞いて購入。飛鳥井千砂さんの小説が一番好きだったな。
・飛鳥井千砂さん「もうすぐ18歳」(成人)
18歳で子どもを産んだ母親の話。周囲からの偏見に対しての家族の暖かさ、最後に同僚の菜摘さんに「18歳で生んだの」と打ち明けたときの爽やかな読後感が良かった...続きを読むPosted by ブクログ -
感想
昨日と変わらず太陽が昇っている。心臓の動きもいつもと同じ。でも今日は特別な日。生を、死を、まざまざと感じさせる。自分は社会の一員。Posted by ブクログ -
最初は高校生の青春劇。あとの話で出てくる店主さんや常連さんの話になって、店主さんの過去話の最初は、気づかなくて「アレ?全然別の話になったぞ?」って戸惑った。
登場人物の人の名前のクセが強い。主人公のみほちゃんは普通だけど笑
主人公が謎に気づき、お店がなくなった時はまるでまん丸に膨らんだ風船がパンっ...続きを読むPosted by ブクログ -
『緑と楯』が良かったので、こちらも読んでみた。
ファンタジーの入ったラノベ、というところか。
途中からなかなか面白くなり、梨木香歩っぽい雰囲気もあるけど、前半の高校生3人の展開は、ちょっと私の感覚には合わない感じ。
バージンセンサー?ももうひとつ活かしきれてない要素に感じた。
そしてこの独特の仮...続きを読むPosted by ブクログ -
近未来を舞台とした不思議な恋愛物語。
全体的に宇宙空間のような、銀河でたゆたうような不思議な雰囲気に包まれています。
このお話は男性同士の恋愛ものなのですが、近未来だからかそこはさしたる葛藤はなく描かれています。
楯の方が飄々として掴みどころがなく、そこがまたいい意味で宇宙人のようで、物語に雰囲気に...続きを読むPosted by ブクログ -
結果不思議なお話だった。
アイディアパンケーキは美味しそうで楽しそうだけど、結局なんだったんだろう??
こういうのが好みな人もいるんだろうなぁ。Posted by ブクログ -
時間がなくて途切れ途切れにしか読めなかったけれど、時代や性別を越えた繋がりがみどりとたてをつないでいる、最強なのは愛!というのを実感した、いちいち表現がかわいらしくてうぐ!ってなる、すてきでした、、、Posted by ブクログ
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空想とメルヘン要素ありの短編集。
失恋給付マジカルタイム、おやすみ僕の睡眠士が個人的に好み。キッチン・ダンスはどこかパラレルワールドな感じ。
愛たいとれいんは、一緒に旅をしている気分になる。北海道にあるか分からない地名でも、北海道行きたいなってなる。Posted by ブクログ