今鷹真のレビュー一覧

  • 史記列伝 一 全五冊
    漫画の キングダム にはまり、キングダムの基となった中国春秋時代とはどんなものか気になったからこの本を読んだ。キングダムではおなじみの人物たちが続々と登場し、楽しみながら読み進めることが出来た。 やはり漫画よりも難しい内容となってくるが、内容は深く、この本を読み進めることで中華の元となった出来事がよ...続きを読む
  • 史記列伝 二 全五冊
    司馬遷による中国最古最大の歴史書『史記列伝』

    特徴的なのは、事物の時系列ではなく、人物の歴史をそれぞれの列伝として書かれてある点。

    主に秦の始皇帝が天下統一した時代の前後の傑物を取り上げている。

    腐刑を受けた司馬遷の怨念がこもった2000年以上も前に書かれたこの書物は、男の戦いの歴史であり、人...続きを読む
  • 史記列伝 二 全五冊
    蒙恬将軍の悲劇が意外にも自業自得みたな書かれ方をしていて、当時の考え方というか司馬遷の考え方にドライな印象を受けた。他にも2巻には黥布や彭越や李斯の列伝も。
  • 史記列伝 五
    本巻には「儒林列伝 第六十一」から「貨殖列伝 第六十九」までと「太史公自序 第七十」の現代語訳と司馬遷年譜、訳者の一人である小川環樹氏の解説、さらに索引を収録。ただし、訳者の事情で「亀策列伝 第六十八」は省略されている。

    「酷吏列伝 第六十二」の狄山のエピソードは、専制君主というものの恐ろしさが伝...続きを読む
  • 史記列伝 四
    12年前に購入した際、一度読んだきりだったのでこの度再読してみた。

    本巻には「李将軍列伝 第四十九」から「汲・鄭列伝 第六十」までの現代語訳と「地図 前漢武帝期要図」が収録されている。
    「李将軍列伝」では、一個の人間では抗いきれずどうすることもできない、人の運命の厳しさというものを感じた。この伝を...続きを読む
  • 史記列伝 三
    12年ほど前の購入時に一度読んだきりだったため、この度再読してみた。

    本巻には「淮陰侯列伝 第三十二」から「韓長孺列伝 第四十八」の現代語訳を収録。ただし、「扁鵲倉公列伝 第四十五」は省略されている。これは第一巻収録された訳者のひとり小川環樹氏による「はじめに」によると、医学の記述を正確に訳しうる...続きを読む
  • 史記列伝 一 全五冊
    漢文は書いてあることが面白くて好きでしたが、改めて読んでみることにしました。
    全体的に感じたのは、当時の中国はこんなに戦争してたのか、騙し合いばかりだなと言うこと。それは今の世界も変わらないのかもしれませんが。
    印象的だったのは、君主に進言するときに大事なのは、相手の心を見抜き、竜の喉元の逆さ鱗(逆...続きを読む
  • 蒙求 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典
    中国の古典の入り口に立った気分
    難しいけれど
    ユックリと落ち着いて読みたくなる本
    中国の古典が判ります
  • 史記列伝 一 全五冊
    本棚から出てきた本。
    実は全五巻、ぜーんぶ持ってました。
    漢文で史記の内容は少し勉強しましたが、とても面白かったのを覚えています。
    中国史には興味津々、難しそうですが、挑戦しなきゃ。

    近所の学校の先生をやっていた方から貰った本の中の一つ。
  • 蒙求 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典
    唐代子ども向け逸話集。漢語で並ぶとピンとこないが和訳は分かりやすい。
    蛍雪が無くても勉強していない現代に生きる自分の不甲斐なさを感じた。
  • 史記列伝 二 全五冊
    11年前に購入した際、一度読んだきりだったのでこの度再読した。

    本巻には「范雎・蔡沢列伝 第十九」から「黥布列伝 第三十一」までの現代語訳と「六国年表」が収録されている。

    どのような人物も光り輝く事績を得ることが、人生の中で一度はあるもの。『史記列伝』はそのような人のまぶしい時を書き留めているよ...続きを読む
  • 史記列伝 一 全五冊
    やはり精読するには時間が必要。
    それは古典ならではか。

    宮城谷の本を読んでいたので、登場人物はほとんど知っていたが、キングダムの主人公李信が出てきたときは震えた。
    だがしかし、オウセンのほうが何枚も上手か。
  • 史記列伝 一 全五冊
    ・すべて意見を述べるにあたり大切な事は、説く相手のほこりとする点を誇張して、恥とする点を全然述べないようにする言い方を心得ることにある。相手が失策だったと気づいていることは、その過失を極言してはいけない。自らを過信する者に対し、事の困難を指摘し水をあびせてはいけない。意図をおしひろめて、さからうこと...続きを読む