朝比奈弘治のレビュー一覧

  • 地底旅行
    ロマンはどこだ!地球の中に空洞があることを突き詰めようとアイスランドに降り立つリーデンブロック教授と甥のアクセル助手。アイスランドの休火山のスネッフェルス山の山頂火口から2人と地元人のハンスが地球のど真ん中目指して歩き出す。鍾乳洞の美しさ、様々な岩石、途中に見つけた水脈、最後には噴火直前の溶岩に乗っ...続きを読む
  • 文体練習
    ・原書の発想も凄いが、
    翻訳のセンスが凄すぎる。

    翻訳でこんなに味が出るとは…
    フランス語ができる人であれば、
    合わせて原書も読んでみたら、
    より楽しめそう。


    ・本文はもちろん面白いが、
    訳者のあとがきを最初に読んだのはよかった。

    訳者が苦心したこと、
    翻訳しながら考えたこと
    またそれぞれの...続きを読む
  • 地底旅行
    センターオブジアースの原作。
    偏屈なおじさんと甥っ子と案内人の奇妙な地底探検旅行。
    ジュール・ヴェルヌの冒険小説は本当におもしろい。
  • 地底旅行
    ヴェルヌの冒険小説は本当にワクワクさせてくれる。
    ぽんぽんとよくわからない専門用語が飛び交い、冒険までの準備の描写をこれでもかと盛り込んでくるけれど、それがより解像度を鮮明にしてくれる。
    超人ハンスがすごかった。
  • 文体練習
    すごい。
    言語にはこんな可能性とバリエーションとがあるのかと、感激した。
    こんなふうに、言語自体にスポットを当てて考える機会が初めてでとても面白かった。

    真剣に大人が言葉で遊んでいるのをみさせてもらった感覚。
  • 文体練習
    20世紀フランスの作家レーモン・クノー(1903-1976)による実験的な作品、旧版1947年、新版1973年。ある単純な出来事を99の文体で書き表したもの。

    一時期はシュルレアリスムや実存主義のグループと近かったこともあった。その後もミッシェル・レリスやジョルジュ・バタイユらとは交友が続いたとい...続きを読む
  • 地底旅行
    19世紀に「SFの父」とも呼ばれるジュール・ヴェルヌが書いた小説。鉱物学者の叔父とその甥が地底に広がるもう一つの世界を発見するという壮大な物語。大学生になった今、ファンタジー色の強いこの小説を読んで、幼いころによく自分の知らない異世界に突然旅するという空想に思いを巡らせていたことをふと思い出した。
  • 地底旅行
    1864年に発表された本とは思えない、ワクワクの冒険本。岩波文庫独特のフォントとページのレイアウト(余白や行や文字の間隔)が少々苦手な私でも、そんなことを忘れて読んでいました。
    登場人物は、何かと心配性でネガティブ思考の主人公、クレイジーで気難しいが優しいところもある研究者の伯父、温厚で寡黙な案内人...続きを読む
  • 文体練習
    何の変哲もない日常の一コマを、99種類の文章で描き出すっていう実験的な(?)一冊。原著はフランス語。

    なにこれ、面白ー。変なことを考える人がいたもんだ、と思って読みたい本リストに入れたまま、ずっと忘れていた。。。
    やっぱり面白かった。一朝一夕で99種類かけるようにならないよね。すごい。

    もう、翻...続きを読む
  • 地底旅行
    うぉっしゃ!読めたぞ~!!と感じた本です。
    ようやく、ようやく、名作と呼ばれるものを
    読んだその充実感。

    もう、設定も豪華すぎて、
    一度読んでしまったら読者の心とは
    お構いなしで、一切離してくださりません。
    まるで物語中のアクセル君状態じゃないですか(笑)

    伯父の本の暗号を解いたがばかりに始まる...続きを読む
  • 文体練習
    おもしろいです。
    おんなじ文章が こんな風に変わってかけるんですね。
    とても 参考になりました 自分でもやってみようと思います。
    しかし…翻訳…大変だったでしょうね。
  • 文体練習
    凄い、凄すぎるぞこの本は。何でもない日常の一コマを、99の異なる文体で表現するというとんでもないコンセプト。読めば読む程、当たり前の風景にこれ程の多様な視点が存在するのだと驚愕し、表現によってこんなにも言葉は自由に遊び回れるのだと感嘆させられてしまう。翻訳も直訳的表現を抑え、意味よりも技巧を意向した...続きを読む
  • 文体練習
    まずは作者のこの試みと、訳者の仕事を心から讃えたい。
    解説を読むと訳者の苦労や工夫が良く分かる。素晴らしい。

    内容は非常に面白く、いろいろ参考になるスタイルあり。
    個人的に好きなスタイルは…
    『遡行』
    『合成語』
    『区別』
    『聞き違い』

    結構最初の方のに偏ってるな…。
    それはさて置き、好きなスタ...続きを読む
  • 文体練習
    「文体練習」という名の通り、あるなんの変哲もない例文をただひたすら「キザっぽく」「無機質な感じで」「箇条書きで」「教科書のように」「ギャル語で」「比喩表現を使いまくって」「通行人Aを主人公にして」「全て倒置法で」など、思いつく限りの様々な文体でこねくり回した本。文体とはなんなのか、比較できるのが面白...続きを読む
  • 文体練習
    同じ状況を極力同じ文章で、文体を変えて書くというもの。日本風にアレンジして訳されているところもあり素敵です。

    そういえばずいぶん前のダ・ヴィンチで嵐の松本潤がこの本を持ってきていましたが、時のトップアイドルがこれを持っていたと思うと…おしゃれだな〜
  • 文体練習
    面白かった。

    ドラマチックでも何でもない1つの出来事を
    99通りの書き方で表した本。

    言葉遊びや実験的なものも含まれていて
    中には解説を読まないと何がなんだか分からなかったり
    読んでもよく分からないものもあるんだけれど(笑)

    でも面白い。

    文章って色んな書き方があるんだなぁと、改めて感じられ...続きを読む
  • 文体練習
    読み始めたら、コレは、なんと言う本だ。
    というより、本じゃない。
    フランス語が原文なのに 日本語におしゃれに訳されている。
    良くぞここまで訳したよ。
    日本語の選び方がうまくて、おしゃれだ。

    物語は
    『ある日、バスのなかでソフト帽をかぶった26歳くらいの男が隣の乗客が押してくるので腹をたてるものの、...続きを読む
  • 文体練習
    同じ出来事を99通りの文体で描かれている作品。

    文体、文章、言葉の無限の可能性を感じる素晴らしい作品。
  • 文体練習
    以前、某有名編集トレーニングを受けた際に勧められたが、まったく記憶から抜け落ちていた。たまたま好きなサイトで勧められたのを見て購入。

    正直ちゃんとは読んでいない。

    読むと言うよりも眺める感じ。さらに言うとぱらぱらするだけで、色や構成を楽しむだけのこともある。でも、とにかく面白くて刺激はされる。
    ...続きを読む
  • 文体練習
    他愛無い出来事のメモをいろんな文で書くだけ。視点や記述の仕方で練習、楽しむ言葉遊び。

    じわじわきた。