松浪信三郎のレビュー一覧

  • 実存主義

    最も分かりやすい入門書

    本書は、恐らくですが、実存主義の入門書としては、日本で一番分かり易い。
    哲学に関して全くの素人の私でも、内容が理解できた。
    本書は、西洋哲学全般の歴史、哲学がどういった経緯で発展して来たのかを語りつつ、徐々に実存哲学の時代にまで読者を導いてくれる構成になっています。

    又、実存哲学を理解する際に初心...続きを読む
  • 実存主義
    読んだ理由は『ミュウツーの逆襲』を観たからだったと思う。
    実存主義についてなんとなくの枠組みは見えてきた。
    思っていた通り、神谷美恵子の著作は実存主義の理解なしでは精読できない。
    あとで読み返す。
  • ワイド版世界の大思想 第3期〈7〉ウェーバー
    版が違うかも。家のは新装版『世界の大思想』3 です。

    けして忘れない。
    「Ich kann nicht anders,Hier stehe Ich…わたしはここに立つ。他になしようがない。」と言う言葉を。
  • 実存主義
    本文164ページのごく短い書物でありながら、哲学解説書ではなく哲学書と呼びうる重厚さを備えた本格派の新書。

    まず、1962年発行ということもあり文章が非常に格調高い。実存主義者らしいロマンチックでいて切実な言葉運びは、読み進めるには大変だがこれぞ思想、という趣を感じさせる。

    また内容の面でも、著...続きを読む
  • 実存主義
    実存主義とはなんなのかということと実存主義者とされる思想家たちの思想を教えてくれる、ありがたい。人間は代替不能だ、死んだ人間を追って死ぬひとはあっても死んだ犬を追って死ぬひとはないだろうという記述には、著者の強い主張というよりは実存主義の人間中心主義から来るものであるにしても、かなりひいた。とはいえ...続きを読む
  • 実存主義
    実存は本質に先立つ。
    多くの実存主義者の書を用いて幅広く解説していた。
    存在、現存在、実存の違い。それに伴う意見の対立。
    中々興味深い。
  • 実存主義
    哲学というジャンルは本当に難しい。
    冊数をこなさないと日本語であるはずなのに
    異国の言葉に見えてきます。
    まあ、実際にこの本にはドイツ語やらが
    散見されるわけですが。

    私というものをみつめる本。
    必然的に宗教も絡んできます。
    そう思うと、キリスト教というのは
    なぜあるんだろうとかなぜに人は秩序の中...続きを読む