最初、は?つまらん、と思ったけど、2章目くらいから面白くなってきたイメージ。
最初は、読者をなめすぎな感が^^; あった気がしますが。作者が思うより、皆、地球と太陽のこと知っているのでは?と思ったものですが。
少し読み進めると、なるほど、知らないこといっぱいで、それなりに初心者用に書いてくれているの
...続きを読むで分かりやすくて、面白かったかなぁ。
オーロラに11年周期(というか太陽の活動の周期)があるのでは、って、はい、まさに私も思ってました、っていう(笑)。だって、知り合いにそう言われたんだもの。
関係がないということでもないのだろうけれども、実は太陽活動が停滞する時のコロナホールからプラズマが出てきて、お蔭でオーロラが活発に出現する、っていう。
へぇ、という感じでした。
あとは、衛星なんてしょっちゅう太陽活動に影響を受けて壊されている、っていうこととか(やばいのはほんとに時々かと思っていたら、思ったより頻繁にいろいろあるっぽかった。)。磁極狂いの影響は飛行機にももちろんあるわけだけれども、飛ぶ前に毎度関係者が集まって議論・確認をして、時機のみだれの影響のない航路を決めるんだ、っていう話とか(もしやこないだ乗った時の急な変更はそれだったのかな・・・technical problemくらいにしか言ってなかったと思うけど)。
宇宙は放射線がすごいから、スペースシャトルで働く人はそんなことにも命がけ。太陽活動があまりに活発なときは、シャトルの中ですらどこか安全な場所に隠れなければならないらしい、とか。
すんごい細かいことでは、極地方に近い所では、なにせ北極と磁極は必ずしも一致していないがゆえに、コンパスの北が完全に180度南を指すことがある、っていうのには! 考えたら確かに!て感じだけど全く考えたことなかったので軽い衝撃を受けました。
オーロラのカーテンのひだはすべて平行なんだ、とか。
いるかの大量座礁とかも、太陽活動と関連がありそうだ、とか。伝書鳩や渡り鳥は実は磁力を頼りに飛んでいるんだ、とか。
プチトレビアがいっぱい。
紛争と太陽活動の関係を、開発学・心理学含めて研究したら、面白い論文が結構かけるんじゃないかと思いました。