ローレンス・J・ピーターのレビュー一覧
-
教育者で階層社会学者j.ピーターさんが昇進したら無能になる人が多いことをうっかり解明してしまい、ご本人は1990年に亡くなりましたが、その後優秀者と無能者
を交互に昇進させる場合とランダムに昇進させる場合を数学的に検証したことによって2010年イグノーベル賞受賞。どの集団に置いても最終的には無能ばか...続きを読むPosted by ブクログ -
この本を読んだ途端に、思い当たる節が浮かんでくる、、、、
というのが読んだ方の感想かもしれません。
創造的無能を自ら演出するには、まず自分の立ち位置、能力をはっきりと認識するところから始まるのかなと、勝手に思いました。Posted by ブクログ -
今の日本社会の閉塞感はどこから来るのだろう?いろいろな識者がデフレギャップだの少子高齢化だのいろいろな意見を述べているが、この本の主張ほど短い言葉で的確に言い表しているものはないと思う。成熟した日本社会では、いまや会社に限らず政府や役所などありとあらゆる組織で無能レベルに到達した人の巣窟になっている...続きを読むPosted by ブクログ
-
個人的な感覚としては、女性は、創造的無能の実践がうまいように思います。
その一方で、男は、無能に達してしまいがちな気が…。
とりあえず、昇進については、ある程度、下の方の階層からスタートするのが幸せな気がします。
下手にショートカットをすると、有害でしかないように思います。
そうなると、本...続きを読むPosted by ブクログ -
人は何故、無能になってしまうのか?世の中には何故こんなにも無能な人間が蔓延っているのか?自分は無能にならない為、どうすればいいのか?そのヒントを与えてくれる本。階層社会学って本当に存在するのか聞いた事なかったが、内容は思わず同意せざるを得ないものばかりで面白く読み進められた。Posted by ブクログ
-
確かに。そんな人はたくさんいる。
酸っぱい葡萄の話を負け惜しみと捉えるのではなく、適度な自分を知る寓話と捉えることも重要かなと、当書の豊富な事例を前に確信した。Posted by ブクログ -
誰もが無能まで昇進してしまうと言う法則を書いたもの。
己への戒めとして役立つ。
多くの人が書いているが、創造的無能を唯一の回答としているのが極めて残念。ただ、組織論として、現在多くの封建的組織に対する示唆、またそこに染まった人への示唆とするならば、まだ希望が持てる。
ジョブベースの働き、ティール組織...続きを読むPosted by ブクログ -
再読。入社3年目までに読むとサラリーマンとして絶望する本 笑 本論の主張は「階層社会では多数の無能な人間と、出世余地のある一部の有能な人間によって稼働している。なぜなら組織では個人の能力の極限まで階層が引き上げられ、無能になった時点で昇格が止まるから。」
ここで言う無能とはその社会でのレッテルと理解...続きを読むPosted by ブクログ -
組織の中の社会学として、色々なところで取り上げられている本。私は勝間和代さんの著書の中で知った。
中の人をよくよく観察していると、たしかにこの本で挙げられている事象はよく見られる光景であろうと思う。社会学を学ぶという見地で見ると非常に面白い。
とはいえ、この本自体は割とアカデミックに寄っているよ...続きを読むPosted by ブクログ -
いろいろなビジネス本にも取り上げられている「人はどんどん昇進し、最後は無能なところにまで行ってそこで終わる」という理論。例えば、優秀なプロ野球が優秀な監督になるとはかぎらないということ。読む前はもっと堅苦しい本かと思ったが、読んでみると、堅苦しくない本だった。逆に、ちょっと世の中を馬鹿にしているよう...続きを読むPosted by ブクログ
-
・「人は組織において、自分が無能になるまで出世する」という法則(ピーターの法則)を説く本。出オチ的だった
・ピーターの法則を踏まえて、どう行動するべきかという提案が「あえて無能にふるまいましょう」でガッカリした。それは自己中心的だし、ピーターの法則に陥らないためにアウトプットを落すのは本末転倒に思え...続きを読むPosted by ブクログ -
最後は、自分なりの幸せを考えろということなのでしょうか。だから他人からは無能に見えるのでは?すりかえの術には、どれも納得です。Posted by ブクログ
-
多くの場所で引用されている説は原典を読んでこそおもしろみが増す。
ピーター曰く、階層がある限り無能は避けようがなく、我々が身を守る為にできることは無能を創造することである。
共感できる箇所もありビジネス書として読むことはできる。しかしこれは実のところ、無限に生まれるピーターの法則とピーターの皮肉に...続きを読むPosted by ブクログ -
階層社会ではどうして無能な人間ばかり存在するのか,と問い,その答えをユニークな切り口で解説している本です.
全てが,このピーターの法則で説明されるわけではないと思いますが,ある程度,真実も含まれているような気がします.特に,日本のようなメンバーシップ型雇用だとピーターの法則の悪い面が強く出てくるの...続きを読むPosted by ブクログ -
「人はいずれ皆各々の無能レベルに達する」ハッとさせられる内容であることには間違いないのですが、皮肉の多さと翻訳本であるが故の言い回しで完全には理解しきれなかった。頑張ることが得意で好きで自分でも上昇志向型の人間だと思っているので読んでて結構辛い。救い用のない感じ。創造的無能を実践するかどうか、悩みど...続きを読むPosted by ブクログ
-
共感する部分と、自分の無能さを信じたくない部分、両面を感じた。あと数年必死に勉強した結果、無能な人間だと悟ったときの為に、仕事以外の逃げ道を用意しておきたい、笑。
〈概略〉
ピーターの法則によって、やがて、あらゆるポストは無能な 人間によって占められる。
無能レベルに達した人は、深刻な劣等感に苦...続きを読むPosted by ブクログ -
会社員で、平社員として働いてる私には、
今のところ次のポジションに興味ない。
というか、
そこに行く自信がない。
上司は、
職責をあげようと評価してくれる。
しかし、
次のポジションに行くことで、
部下をもつという事が苦手な私には、
ピーターの法則のように、
無能レベルに達してしまう事がすで...続きを読むPosted by ブクログ -
人は自分が無能になる段階まで昇進する、というかの有名なピーターの法則。
原典にあたったことがなかったので手に取ってみた。
なるほど、無能に至る過程であったり無能を示すパターンについて豊富に語られている。読み物として面白い。
しかし、冒頭に書いた概要がほぼ全てで深い洞察が得られるわけではない。
(過...続きを読むPosted by ブクログ -
上司や会社に対して思っている不満の原因が分かりやすく書かれていた。組織の仕組みなど勉強になった!
無能の原因を知った上で働くことは大切だと思う。Posted by ブクログ -
面白いし、とても納得させられる。軽いタッチで書かれたとても読みやすい論文。しかし、回避方法が物足りなかった。Posted by ブクログ