言論統制というビジネス―新聞社史から消された「戦争」―(新潮選書)

言論統制というビジネス―新聞社史から消された「戦争」―(新潮選書)

1,705円 (税込)

8pt

4.5

「軍部の弾圧でペンを折らざるを得なかった」は虚構だった。「報道報国」の名の下、部数を貪欲に追い求めた新聞社は、当局に迎合するだけの記者クラブを作り、唯一の統制機関「内閣情報局」に幹部を送り込んだ。そして、ライバル紙を蹴落とすために地方紙大合併を仕掛け……。戦争を利用し尽くしたメディア暗黒史。

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言論統制というビジネス―新聞社史から消された「戦争」―(新潮選書) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年01月03日

    この本は非常に面白く、非常に興味深い本だった。サブタイトルの「 新聞社史から消された「戦争」」、「「愛国」は儲かる!」という帯に非常に心惹かれた。

    メディアでは決して取り上げない、戦前戦中の報道を新聞を基軸として取り上げ、新聞がどのように国と向き合い、国にもたれ掛かり、国と心中したのかを、二人のメ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年11月02日

    書名がマニアックなので手に取りづらい本なのですが、読んでよかった、危なくスルーするところだった、ということでメディアに興味ある人へ、どんどんおススメ状態になっています。今年は日本のパブリッシャーの歴史を紐解く本が目に付くのですが、その代表例の「出版と権力」に倣って言えばまさに、「新聞と権力」。でも、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年02月07日

    第二次世界大戦下の日本で言論統制があったことはある程度理解しているつもりだったが、本書で官側の規制に対して民間側の対応策に様々な駆け引きがあり、ある意味で規制をうまく利用していったしたたかな知恵者がいたことに驚嘆した.古野伊之助と正力松太郎だ.全国紙と地方紙、さらに通信社の生き残りを図るためのアイデ...続きを読む

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