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「どう頑張っても売れない店」が、半年で「お客さまが続々と集まる店」に変わることはできるのか?これは、不振店の店長ユーコと謎の販売指導のセンセイ兼子が「愛される店づくり」に奮闘する物語。全国1500店舗を臨店指導した筆者の実話を基にした、お店とチームを再生するストーリーです。 (※本書は2008年7月31日に発売し、2021年8月20日に電子化をしました)
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Posted by ブクログ
【私の評価】★★★★★(97点) ■久しぶりの「衝撃の一冊」でした。 アパレルショップの店長 佐々木ユーコが、 謎の販売指導のコンサルタントとの出会いで 成長していく物語です。 コンサルタント(著者)の指導がうまいこともありますが、 あまりに実際にありそうで、吸い込まれるように読ん...続きを読むでいました。 (実話なので当たり前か・・・) ■佐々木ユーコの職場は、人手不足のため毎日残業。 部下もやる気なし。売上も低迷しています。 前店長が辞めた後に、店長となったものの、 業績てこ入れのためか、ついに販売指導の コンサルタントがやってくることになったのです。 「こんなに苦労しているのに、外部のセンセイに その気持ちがわかるはずがない!まったくウザイ!」 ■ところが、コンサルタントの先生がやってくると 「お店の役割って、何でしょう?」 「?」・・・ 「でも駄目よ、『売上げ』のために働いちゃ」 「え?」・・・ 「今日はあなたが、このお店を去る日です」 「は?」・・・ コーチングのような、禅問答のような 会話が続いていきます。 ただ、最後には、何だかわからないうちに 「部下のやる気を出すために、店長が何ができるかを考える」 宿題をもらっていました。 ■その後、コンサルタントの先生は、 お店のチーフ本田ナツミを飲み会に誘って、 店長とチーフとの思いを共有させていくのです。 人の心が繋がっていく瞬間。 泣けてきました。 やる気を持てば、だれでもできるのです。 ・『一緒に頑張ってくれませんか?』 その一言が、私は聞きたかったんだ・・・。 その言葉が、こんなにもうれしいものだったなんて(p57) ■アパレル業界に限らず、仕事にヤリガイがない人、 やる気のない部下に悩んでいる人、 職場の雰囲気が悪いと感じている人にお薦めの一冊です。 内容・ストーリーとも素晴らしい一冊でした。 こういう本があるから、読書はやめられませんね。 兼重さん、ありがとうございます。 ───────────────── ■この本で私が共感したところは次のとおりです。 ・突然ですが・・・。今日はあなたが、このお店を去る日です」・・・ みんな大きな花束を抱えてあなたとの別れを惜しんでいます。 あなたはそこで、どんな言葉が聞きたいですか?」(p29) ・★チームを巻き込む5つのステップ 1.今、お店で抱えている課題を話す 2.店長として、どうしたいかを話す 3.相手に何を期待しているかを話す 4.相手がそれをやりたいかどうかを確認する 5.具体的に何をするかを話す(p51) ・なにか大きな物事が動くとき。・・・ 誰かが、最初の一人になるんです、必ず。 誰かが、「よし!私がやる!」 そう心に固く決め、一歩を踏み出す。(p248)
色々な立場の人の物の見方がわかってよかった。 自分はまだまだ新人だから、他のレビュアーさんのようにグッと来るところが少ないのだと思うが、 「店の役割」を理解することができただけでも相当な収穫になった一冊だった。
宝石専門店で働く僕にとって、わかる~とか、あるあるーとか、感情移入しすぎて 何度も涙しました。 販売にたずさわる者が感じる葛藤を 見事に表現してあって、自分の仕事と重ねて読んでいきました。 自分をねぎらい、周りをねぎらう事で、仕事の誇りを取り戻し 自分のしあわせと成長につなげる。 店長として...続きを読む、販売スタッフとして、 心して仕事に取り組む 覚悟をもらえる本だとおもいます。
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兼重日奈子
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