修羅の都<文庫版>

修羅の都<文庫版>

940円 (税込)

4pt

「武士の世をつくる」。頼朝の悲願を背負い、妻として母として時代の要となった政子。頼朝晩年の謎をも大胆に描く傑作時代長編。 解説・本郷和人

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修羅の都<文庫版> のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

     すばらしい。これぞ私の思う「歴史小説」。読んでいれば自然とその状況がわかる、読みやすくておもしろいやつ!

     伊東潤さんの本は何冊か持っていますが、読むのはこれが初めて。それがこんなにおもしろかったんだから、これから他の作品を読んでいくのが滅法楽しみになりました。

     舞台は鎌倉、主人公は源頼朝と

    0
    2022年02月26日

    Posted by ブクログ

    一言で本作を形容すれば「鎌倉時代の政治ドラマ」ということになる。鎌倉時代辺りの“大鎧”というような華麗な装備に身を包んだ武将が勇躍するような場面が多々在るような物語ではない。源頼朝と妻の北条政子との物語ということになる。
    鎌倉幕府が成立して、安定して行くという過程の中、源頼朝は「敵対的勢力が擁立し得

    0
    2021年02月07日

    Posted by ブクログ

    「武士の世をつくる」。頼朝の悲願を背負い、妻として母として時代の要となった政子。頼朝晩年の謎をも大胆に描く傑作時代長編。

    0
    2023年11月29日

    Posted by ブクログ

    義経討伐から頼家政権交代まで。
    吾妻鏡の隙間を縫った、秀逸な創作だった。
    これで来年の大河困らない(笑)
    なによりも頼朝を中心とした人間関係のあれこれが政治的に描かれてたのが分かり易かった。

    平清盛にしろ、頼朝にしろ、織田信長にしろ、豊臣秀吉にしろ、若い頃にブイブイ言わせてた政治家は早いうちに隠居

    0
    2021年07月19日

    Posted by ブクログ

    大河ドラマのノベライゼーションっぽくもあり、頼朝の死因に新たな仮説を打ち立てた、とても読みやすくそれでいて非常におもしろい小説です。
    毎度ながら、さすが伊東潤!!

    続編も楽しみです。

    0
    2023年07月19日

    Posted by ブクログ

    源頼朝、北条政子を主人公とする歴史小説。鎌倉幕府草創期のお話は読んだことがないなと興味が湧いたが、義経は最初の方で殺されてしまい、あとはひたすら頼朝がボケ老人とかしていく恐ろしい展開。北条氏が執権政治始める話もまったくない。ある意味すごい小説だった。

    0
    2022年02月03日

    Posted by ブクログ

    武士の府を守りたい思いと、頼朝への愛・想いで股裂になる政子の苦悩を軸に、鎌倉初期の権力闘争を描く好著。

    0
    2021年02月19日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    義仲の嫡男義高が人質として鎌倉に送られてきた。人質とは言え、義高は大姫を娶ることになっており、このまま何も起こらなければ頼朝と義仲の関係は好転するはずだった。
    ところが平家を破って入京した義仲は、粗暴な振る舞いで後白河院の怒りを買い、頼朝に追討の院宣が下る

    0
    2022年01月12日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    修羅の都(前作)を夜叉(の都=本作)が守る
    夜叉=政子の内面は揺れてブレて周囲の意見に
    流されていて「期待はずれの弱さ」だったけど

    作品は個々の事件(イベント)に到るまでの動
    機(知らんのもあった)や人間関係を丁寧に描
    くことで鎌倉初期のドロドロが理解をしやすい
    一つの解答として納得できるものにな

    0
    2023年09月06日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    テンポが良かった。悪く言えばあっさり。前半は頼朝政子が大分賢く書かれていて正直鼻についたが後半は頼朝が認知症になっていく描かれ方だった。後半が書きたかったのかなあと思った。

    0
    2023年01月28日

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