リバーサイド・チルドレン

リバーサイド・チルドレン

850円 (税込)

4pt

3.6

カンボジアの地を彷徨う日本人少年は、現地のストリートチルドレンに拾われた。「迷惑はな、かけるものなんだよ」過酷な環境下でも、そこには仲間がいて、笑いがあり、信頼があった。しかし、あまりにもささやかな安息の日々は、ある朝突然破られる――。彼らを襲う、動機不明の連続殺人。少年が苦悩の果てに辿り着いた、胸を抉る真相とは? 激賞を浴びた第5回ミステリーズ!新人賞受賞作「砂漠を走る船の道」を巻頭に据え、連作化した『叫びと祈り』で2011年本屋大賞にノミネートされた俊英が放った、渾身の第一長編。第16回大藪春彦賞受賞作。/解説=吉田伸子

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リバーサイド・チルドレン のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    3回か4回目かな。
    実際にカンボジアに行ってから読んでみるとまたかなり視点が変わる。
    結構分厚い本だし、大筋は覚えていたけど細かい部分は覚えていなかったから何度でも楽しめる。
    読むたびに新しい発見が増えるとても素敵な本。

    0
    2022年09月06日

    Posted by ブクログ

    『叫びと祈り』が最高だったので、続けて買ってしまった。主人公のミサキがカンボジアでストリートチルドレンとなった経緯や、ストリートチルドレンの日常や周囲からの認識を、かなり細かく書かれていて胸が苦しくなる場面も結構あった。精緻に書かれたそれらの描写によって、事件の真相を知った時、読み手は異国の論理を受

    0
    2022年04月17日

    Posted by ブクログ

    ミステリーとしての完成度は高くありません
    ストリートチルドレンとなった日本人少年の成長物語として面白いと思う

    0
    2021年09月09日

    Posted by ブクログ

    人間になりたかった少年の話。

    カンボジアを旅する、ということで、買ったわけですが、舞台カンボジア、だけで選ぶのはなかなかリスキーですね。

    とはいえ、純粋に読んだ感想としては、「この作家は何を目指してるんだろうか、と、他の作品も読んでみたくなるね」でした。

    とはいえ、急な旅人の参入、推理の唐突さ

    0
    2023年01月07日

    Posted by ブクログ

    デビュー作の『叫びと祈り』では砂漠をいくキャラバンに始まり、果ては病気が蔓延した未開の原住民の集落という設定でもミステリを成立させた梓崎優さん。
    その著者の第一長編の舞台がカンボジア。さらにストリートチルドレンが主人公のミステリーと、またとない設定にそれだけで強い興味を惹かれました。

    前半で描かれ

    0
    2022年07月21日

    Posted by ブクログ

    読み終えるまで、だいぶ時間がかかってしまった。カンボジアのストリートチルドレンが主役となる本格ミステリ。題材が重く、理不尽な状況に心が折れそうになる上に、中盤まで読み進めないと事件が起こらない。なぜストリートチルドレンの中で殺人が起こってしまったのか、この物語の根幹とも言える謎の解明は梓崎優氏の真骨

    0
    2022年05月08日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    昔日のプロレタリア文学的な意図を感じさせる、ストリート・チルドレンの告発的な描写に、無意味な殺人と奇妙な死体装飾の目的を探るホワイダニットを組み合わせたミステリー。『叫びと祈り』もあまりといえばあんまりな殺人の動機がメインのホワイダニットだったから、このへんのが作者の得意なフィールドなんだろう。ただ

    0
    2021年10月04日

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