後列のひと 無名人の戦後史

後列のひと 無名人の戦後史

1,599円 (税込)

7pt

3.6

最前列ではなく後ろの列の目立たぬところで人や組織を支えてきた人々の物語。良く生きた人生の底にはその人だけの非凡な歴史がある。

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後列のひと 無名人の戦後史 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    最前列ではない日の当たらない、市井の人々の人間模様を描いた傑作。

    目立たぬ後列で組織や社会を支える人たち。実はそんな人の方が多いことを中気づく年齢にいつの間になっていた。もちろん自分も含め。

    本書は「文藝春秋」に連載されたもの。筆者の十八番のサラリーマンもので多くはバブル崩壊が出てくる。

    それ

    0
    2021年11月19日

    Posted by ブクログ

    最前列ではない人々に焦点があてられているところが、好感を持てた。
    戦時下のパイロット、ベトナムでの戦争孤児の人物も懸命に生き、誰からも慕われていることがよく分かる。
    中でも、山一證券の面々は、損と分かっていても残り最期を見届けた人たちだ。自分がその立場だとしても、きっと同じことができない。本当に頭が

    0
    2022年01月14日

    Posted by ブクログ

    登場人物達の生きた時代、大変な時代だった。1938年生まれの小生は彼らと時間軸がやや重なるところがある。特に森下氏のけちの話もうひとつ別の本で二人でタクシーに乗った時目的地直前に用があると言って下車した後目的地に歩いて行った逸話を思い出した、タクシー代を相手払いにさせた話を思い出した。

    0
    2021年10月04日

    Posted by ブクログ

     無名人の戦後史という副題が内容を表している。6章18話だが、各話がすべて独立というわけではなく、関連している話もある。また、後列はいえ、最前列ではないだけで前の方の列と言えるとい思う。
     それだけに各々に話になるだけの人生があって、物語になっているのだ。そして、いずれもが一生懸命に生きていることが

    0
    2021年09月21日

    Posted by ブクログ

    無名とは言いながら、無名ではない確かな足跡を残した人々。
    戦争の神様「ただ、今を生きていこう」の當間元吾さんの人生など本当に大変だったろうと思いました。

    0
    2023年01月15日

    Posted by ブクログ

    著名人の陰で実務に徹したいぶし銀の人々の功績の話、はかりではないのでそういうのを期待するなら間違いだが、文字通り無名の、この本でしか取り上げられないような知られざる人について書かれた読み物で、それなりにおもしろい。著者は後から奥付を見たが元読売新聞だそうで、言われてみればまさしく文章が読売調だなぁと

    0
    2022年02月13日

    Posted by ブクログ

    最前列ではなく、後列の目立たぬところにいて、人や組織を支え、しかも一本筋が通った人たち。そんな人たちにスポットライトをあて、残した爪痕や非凡な歴史をあぶり出す。
    18編から成り立つが、その主な人物像を列挙しておく。
    ・戦時下、事故死した戦闘機のテストパイロット
    ・特攻隊員が散華の前夜に宴を張る旅館で

    0
    2021年12月29日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    歴史に名を残すような人ではないものの、日本の社会で生きた無名の人18名にスポットをあて、それぞれの人の人生について取材した本。
     どの章も短く読みやすくできている。東京オリンピックの選手村の土地安すぎではないでしょうか?
     翻弄される人生の裏に国家や政治、大企業の思惑がある。
    それはノモンハンで戦車

    0
    2022年03月03日

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