石つぶて 警視庁 二課刑事の残したもの

石つぶて 警視庁 二課刑事の残したもの

858円 (税込)

4pt

4.0

2001年に発覚した外務省機密費流用事件、官邸・外務省を揺るがせたこの事件を掘り起こしたのは名もなき刑事だった。
容疑者は、着服したカネで次々と愛人を作り、競走馬を何頭も所有する外務省の「ノンキャリの星」。地道な裏付け捜査と職人技を駆使した取り調べ、そして容疑者と刑事の間に生まれる不思議な人間関係。
機密費という「国家のタブー」に触れてしまった二課刑事(ニカデカ)たちを待っていたのは――。
人間の息遣いが聞こえるヒューマン・ノンフィクション。

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石つぶて 警視庁 二課刑事の残したもの のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2019年09月15日

    外務省ノンキャリアによる海外外遊に伴う機密費の横領(詐欺)を巡る警視庁2課の奮闘を描いたノンフィクション。
    地味で地道な捜査、霞が関を守ろうとする官邸・外務省・警察内部など腐った官僚組織の数々。
    それを乗り越え立件していく刑事たちの仕事。
    そして成し遂げた結果がこれだよ!という最悪のオチ。
    読み応え...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年05月22日

    先にドラマ版の石つぶてを見てしまったせいか、読み進めるワクワク感が無かったが、これを見てドラマ版はよくできているなとおもったし、ノンフィクションの本書を下書きに、映像化する際に、人間関係や登場人物の性格、伏線の張り方を少し変えてドラマチックに演出していることが分かって面白かった。

    また、松尾氏の汚...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年02月15日

    他の方の書評にもあったが、淡々と実名で語るノンフィクションは読み応えがあった。

    だけど、完全勝利は難しく役得で逃げ切った大物たちが多いことが読み取れる。そこに警察官達の忸怩たる思いややるせなさも正直に書かれていると思う。

    機密費という名のもとに、好き放題に使っている官僚や政治家に怒りを覚えるも、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年12月29日

    ドラマを配信で観てから読んだ。2課といえば振り込め詐欺を想起するけど、こう言う現場もあるんだな、と。公金の使い込みは腹立つけど、機密費の必要性は少しは認めるが、こんなことがあるとまだまだ闇は続いているんだろうと思うなぁ

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    Posted by ブクログ 2021年09月05日

    「しんがり」が良かったので、こちらも手に取る。

    期待に違わず面白く一気読みでした。事件そのものは、私の中では山一の方が衝撃的で、こちらも同じ外務省で、この後に世間を騒がした、佐藤優・鈴木宗男の一連の事件の方が印象に残っている。

    本書もノンフィクションではあるが、出来のいい映画を見ている様に一気に...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年01月12日

    ドラマが秀逸でしたので原作が気になり拝読。小説では事実の積み上げと真相究明、突き付けた事実に対する国の対応の歯痒さが淡々とつづられています。新聞読んでる感じですが、下手に飾り立てるより事件の凄さが分かります。
    小説気に入った方はドラマもお勧めです。

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