誰にも奪われたくない/凸撃

誰にも奪われたくない/凸撃

1,694円 (税込)

8pt

どうして私たちは、ひとりきりで存在できないの。業界関係者の新年会で知り合った作曲家のレイカとアイドルの真子。二人は倦んだ日々からこぼれる本当の言葉を分け合う。気鋭の作詞家初小説。

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誰にも奪われたくない/凸撃 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    この作品は本当に自分にとって良い作品だった。
    生き辛さを表現する作品は多いけど、この表現の仕方は斬新で面白かった。タイトルがこのように回収されると思わなくて驚いた。

    「1人じゃ生きていけない」の解釈がとても面白い。
    気付いたら1人で生きてなかった。みたいな感じで、自然に他者ありきの自分が成り立って

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    2023年10月27日

    Posted by ブクログ

    わたしが初めて児玉雨子さんに触れたのは、アンジュルムの「乙女の逆襲」の歌詞だった。「テレビもなんにも夢さえ見てない、そうゆう世間もあたしを見てない」というちょっと後ろ向きな歌詞を、白いミニドレスで着飾ったアイドルたちに歌わせたMV映像が今でも印象に残っている。この楽曲がリリースされた2015年当時は

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    2024年01月08日

    Posted by ブクログ

    著者の作詞が好きなので、今回この本を手に取りました。
    自分が実生活でうっすらと感じていたことが、所々ではっきりと言語化されている2編でした。
    『凸撃』p.147で宏通が少年に伝えたことは、あまり共感したくはないけれど、確かにそれが人間かもしれないな、と思いました。


    (これは本の感想になのか分かり

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    2022年05月09日

    Posted by ブクログ

    児玉雨子さん。初読み。と言うか、たぶん一作目。
    主にアイドル系の楽曲の作詞家をしており、なかなかお美しい人。
    若く瑞々しい感性に満ち溢れた短編2編。

    とは言っても、明るい内容ではない。むしろ若さ故の生きづらさを丁寧に描いている、という印象を受けた。
    メッセージの絵文字まで文章で再現しているところに

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    2021年10月18日

    Posted by ブクログ

    話の構造面白い。極北の描写めちゃくちゃ的確。
    センス溢れる罵倒。笑いながら胸を締め付けられるような当事者感。
    先行する作家もいるような気はするけど、今の今、最先端に居るのではないでしょうか。

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    2021年09月10日

    Posted by ブクログ

    どんなことがあっても日常は続いてしまう、というのは最近の作品には多い終わり方だと思う。「オチ」があるわけではない、という意味で、この作品もそうだ。面白い終わり方でスッキリするわけではなくて、どちらかというと最後は開かれている感じ。委ねられていて不安になる。そんな終わり方。

    著者の児玉雨子さんはずっ

    0
    2021年07月30日

    Posted by ブクログ

    今っぽい〜!と思った。著者が作詞家ということを読んでから知って、なんか納得した。

    「誰にも奪われたくない」の主人公の「わたしを林の中のわたしに変形させようとしないで」という言葉にハッとなったんだけど、「凸撃」がアンサーになってて良かった。

    0
    2024年03月03日

    Posted by ブクログ

    著者が作詞家さんとのことで毛色の違う文章を読んでみたく。
    コロナ禍、YouTube、iPhoneSE2、AirPodsPro、あつ森等が頻出し「現代の文章」を摂取した感覚。
    会話の描写がテンポがいいようで流れるようにぬるりとした感覚を受けたのはLINEやチャットでの会話に慣れているからなのか、意外と

    0
    2023年10月21日

    Posted by ブクログ

    面白いかと聞かれると答えづらいんだけど、なんか良かった。タイトルと内容がA面B面みたいな感じも良い。

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    2022年12月25日

    Posted by ブクログ

    iPhoneやどうぶつの森、コロナに自粛生活の正に「今」の物語。
    スタンプの絵柄の説明まであって、令和だなぁ〜という感じ。

    表紙に惹かれて読んでみたが、著者は作詞家らしく作家ではないようだ。
    そのおかげか、アイドルの裏事情がやけに生々しく、著者の言いたいことではないのだろうが、アイドルなんてろくな

    0
    2021年12月30日

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