サボる哲学 労働の未来から逃散せよ

サボる哲学 労働の未来から逃散せよ

1,023円 (税込)

5pt

万国の労働者よ、駄々をこねろ!

コロナ禍でさらに屈折する現代の労働倫理や規範意識。「はたらかざるもの、食うべからず」。私たちはなぜ心身を消耗させながら、やりたくない仕事、意味のない仕事に従事し、生きるためのカネを稼ぐのか。
社会からはいつでも正しい生き方や身の処し方が求められ、もっと頑張れ、努力しろと急き立てられる。そこから逸脱すれば落伍者。そんな世界は正常か?
気鋭のアナキスト文人が、フーコーからグレーバー、『古事記』から『鬼滅の刃』、果ては近所の野良猫までをも俎上にあげながら、資本主義の絶対的な権力性を背景にした労働倫理を相対視し、そこから踊るように抜け出す道を拓く。未来をサボれ!

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サボる哲学 労働の未来から逃散せよ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    抗い難い魅力のある不思議な本。幸福の科学の映画の話もチラッと出てくる。千眼美子の舞台挨拶までチェックしていたのがすごい。

    0
    2021年12月18日

    Posted by ブクログ

    今、私が読むべき本だったと思う。「仕事」「お金」について、今までで一番考えている時だから。資本主義にスッポリはまり込んでいる。なかなかその外に出ることができない。悲しいなぁ。

    0
    2021年12月18日

    Posted by ブクログ

    衝撃的でした。最近の働き方改革の関係かなあと思っていたら、油断した。コテコテのアナキストですね。こんな方がいらっしゃったとは驚きです。大杉栄も、甘粕事件も初めて知りました。資本主義が絶対だと思っていたら世代なので、新鮮でした。斎藤幸平さんの人新世の資本論とあわせて読んだので衝撃2倍でした。
    警察署や

    0
    2021年08月29日

    Posted by ブクログ

    ILL-BOSSTINOの影響で読んでみた。この系統の本は初めてだった、アナーキー、アナキズム。それなりに面白いが正直、人には勧めにくい…

    0
    2023年12月25日

    Posted by ブクログ

    独特の文体に、最初ちょっと面食らう。
    が、自分のツボには結構はまった一冊だった。

    老後のために貯蓄。
    明日ちょっと楽になるために、今日のうちに準備しておく。
    こういう考えを美徳として育った。
    今日も、明日も、きっとこうしていくのだろう。

    ところが、それで長い間やっていくと、ふと気づく。
    いつ「楽

    0
    2023年06月24日

    Posted by ブクログ

    手に取る前に思い描いていた内容とは違っていて、特に最初の方は戸惑い、読むの止めるかと思ったものの気づけば最後まで読んでいました。

    0
    2022年08月01日

    Posted by ブクログ

    よりよい家庭、よりよい老後のために、今を犠牲にして会社のために働かされる。おのずと怠けるサボタージュで、あたりまえだと思わされてきた労働の未来から自分の身体をズラしていく。それを許さない社会の権力装置を破壊する。

    働かざる者食うべからず。資本主義が奴隷制度のようなものというのは、そうかもしれないと

    0
    2022年07月24日

    Posted by ブクログ

    過激な言葉が使われているせいで、はじめは抵抗を感じる。それが一章読む毎に、アナキストの主張に自分の理解が追いついていくのがわかる。読み終わって、すごくシンプルな主張だったのだと知った。

    世の中のべき論は、資本主義社会のルールであるだけで、やらなくていい事があふれてる。もっと本能に忠実になっていい。

    0
    2022年04月18日

    Posted by ブクログ

    こんなに熱い本を初めて読んだ。
    筆者の栗原さんの言葉を使えば、共鳴して、震えた。

    アナキストとか、資本主義の奴隷とか、よくわからない。でも、間違いなく、私は一般常識(と思い込んでいるもの)とか、敷かれたレールとか、古き良きとか、あるかもわからない将来とか、そういうものに縛られて生きていたことがわか

    0
    2021年08月09日

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