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義理の弟・晴彦がブラジャーを着けているところに遭遇した、高校生のちぐさ。「おしゃれでやってるんだよ!」と言う晴彦に、ちぐさは……?
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Posted by ブクログ
父の再婚で家族になった弟はブラジャーをつけていた。 LGBTとか性癖ではなく、純粋に好きなファッションとして。 姉のちぐさは受け入れたが、ふつうじゃないと思われたくない、でも弟の好きを大事にしたい、と揺れる繊細な気持ちに共感できる。 まっすぐな思いをぶつけ合う、ちぐさと晴彦のやりとりに、グッときた。...続きを読む 読後も爽やかで、良かったです。
主人公の父が再婚し、弟になった母の連れ子はブラジャーを着けていた…。LGBTや多様性の話かと思ったら少し違った。でも他人に理解されにくい個性を認めてあげるという点では同じ主題なのかも。
『多様性』を上辺だけで知った気になると、返って周りを傷つけると思った。 義理だからこそ、互いの距離を測りながら歩み寄る姉弟の関係性が愛おしい。もっと二人の物語が読みたかった。
豊かな個性を持つ義弟晴彦と義姉ちぐさの青春物語。 晴彦に差別や非難の目を向ける人々に対して立ち向かっていくちぐさと晴彦の勇気と行動力。ちぐさの晴彦を思いやる気持ちに感動した。
ブラジャーを着けた弟を見て咄嗟に「これはLGBTQというやつで、否定しちゃダメだ」(意訳)と思うちぐさ ちぐさとしては理解して歩み寄ろうとしてるけど、目の前の事象に対して自分の知ってる言葉を当てはめて解決しようとするのはエゴだと思った。 「何が好き」とか「自分を何者と感じるか」とかは人それぞれで、そ...続きを読むの度合いも違うのに、ちゃんと向き合わないと十把一絡げに「LGBTQ」という言葉で片付けてしまう。それって自分勝手で理解とは程遠いことなんだと警鐘を鳴らす作品だと(勝手に)感じた。 言葉は既存のもので、現実の事象を表現するにはあまりに不十分であることを認識せねば、と思った。 終始ちぐさの視点で、等身大の中学生を狙って書いているのが分かる(実際等身大の中学生がこうかは別として)。こういう書き方は重松清(小学校高学年の視点で書くことが多い)に近いと思った。
著書を読むのは「ペーパー・リリイ」に続いて二作目。 前作に続いて本作も大満足!! もうね、佐原さんの言葉がいちいち刺さる。 親の再婚で出来た義理の弟・晴彦がブラジャーを着けていた。頭に浮かぶ「LGBT 」の言葉。 義弟の晴彦や年上の彼氏、クラスメイト。 会話に違和感や嫌悪感を感じても、上手く取り...続きを読む繕ってごまかしてその場をやり過ごす「よき理解者」の私。 その場限りの関係ならそれでいいかもしれない。 でも、そうじゃないなら小さなささくれが積もり積もって…。って、私にも身に覚えがある。 作中では、結果としてそれがスッキリ。 自分の正直な思いをぶつけ合えるってすごく健やかで羨ましくなりました。 『好きな気持ちを大事にして生きていく』 自分も自分の大切な人もそうやって生きていけたらいいなぁ♪
私も他人のことを陰キャだって言う人は好きになれない。自分のことを陰キャだと卑下するのはいいけど。 自分の方が優位なんだ、立場が上なんだと潜在的に思っていることが怖い。 多様性を本当の意味で受け入れることは大変なことだと思う。一方で、受け入れるように繕うことは簡単だ。繕うのでは無く、こんな人もいるん...続きを読むだと知ることが大切だと感じた。
多様性を受け入れるべきという机上の空論と、実際に目の前にある多様性を受け入れる事との違いを考えさせられる小説だった。 マイノリティに堂々と差別的な発言をする人間を見れば心底軽蔑して、自分は理解のある側の人間のような誇り高い気持ちになることがある。でも現実に、例えば自分の家族に何かしらのカミングアウト...続きを読むをされた時には、いつも見て見ぬふりをしていた差別的な自分が顔を出すだろう。勿論、すべての先入観や偏見を捨てることなんて出来ない。でも、そういった自分の先入観や偏見を見て見ぬふりをして理解のある側に立っている気になっている高慢さを、他人に見抜かれたような気持ちになる小説だった。 それに加えて、傷つけないように曖昧な立場を取り続ける、という卑怯さを糾弾される小説でもあった。とても身に覚えのある卑怯さである。 この本は氷室冴子青春文学賞大賞を受賞したそうだ。正直に言うと、その賞のことはこの本の帯で始めて知ったけれど、義理の弟がブラジャーをつけている話が青春文学だなんて、なかなかパンチのある侮れない賞なんじゃないだろうか。中高生にぜひお勧めしたい一冊。
父親の再婚でできたブラザーのブラジャーをキーワードにした話。 ちょっと説明くさい気がするけれどとても分かりやすく物事と向き合っていて自意識や世間の目が気になる気持ちをハッとさせてくれる。 主人公はとても切れやすい・・・と思ったけれど思春期なんてこんなもんなのかもしれないし、キレることができる環境に身...続きを読むを置けているって結構ラッキーなことなんだよなぁと思ったりもする。 生活っていう土台があって、だからこそ自意識や世間と向き合えるんだよね。
素敵。自分の好きなものを思い切り楽しんで! こんな面白い個性を隠し持った持った男の子、人としてお会いしてみたいなぁ。って思ったり
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