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「センセイ」は私の高校時代の古文の先生。十数年ぶりに再会したセンセイと私の、セツセツとした淡き恋の行方は? 人気女流作家のオカシくて、哀しい最新長編恋愛小説。
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Posted by ブクログ
描写が綺麗で美しいからこそ、切なさが際立つ。 自分の高校時代の雰囲気を思い出して泣いてしまった。 センセイとは、どれだけ近づいても見えない距離がある。 だからこそ、センセイという存在なんだろうけどやっぱり寂しいし苦しいな。 主人公のように、センセイとお酒を飲みたい。 こんな私でも20歳まで生きてい...続きを読むいんだ、生きててよかったとかつての自分に証明したいの。
「大人は、人を困惑させる言葉を口にしてはいけない。次の朝に笑ってあいさつしあえなくなるような言葉を、平気で口に出してはいけない。」 自分自身が思い出になる前に、鞄が空っぽになる前に、どれくらいの出会いがあるだろうか。
めっちゃ良かったです。良すぎて、下手な感想が書きにくい…。 よく思うのが、恋愛が成就する、というのは、どういうことなのか、ということ。30も歳の離れたセンセイと、30代後半のツキコの場合、恋愛が成就するってどういう状態なのかな?って考えてしまったんですが、やっぱり、いくつになっても恋愛はいいものだし...続きを読む、自分の年齢も相手の年齢もそんなこと、どうでも良いことなのでしょう。 と、月並みなことしか、書けないですが、とても良かったです。
ツキコの方に年の近い私。 読めば読むほどツキコとセンセイの日々をずっと読み続けていたくなる。 自分がお酒を飲まないので、飲み屋でつまみをつつきながら、とっくりをかたむけてみたい、と思った。 センセイははじめからずっと、ツキコの傍にいるようだ。
アラフォーOLが高校時代の先生と飲み屋で再会し、着きすぎず、離れすぎず、穏やかで静かな交流が始まる。主人公ツキコとセンセイのやりとりが微笑ましい。ツキコを通して見える情景から寂しさ、孤独感がしみじみと感じられるゆえに、センセイの存在のぬくもりがこちらにも伝わってくる。こんな形の愛もあるんだなぁ…。切...続きを読むなくてとても暖かかった。
初めての川上弘美との出会いは中学生くらいだったな。川上弘美の本二つしか読んだことないけど、つい最近まで川上未映子と混同してたけど、川上弘美さん好きです。小川洋子と並んでた好きな女性作家さんですね。
よかったあ。月子さんとセンセイの関係が少しづつ近づいていくのが、まどろっこしいんですが。年齢を重ねた男女が、躊躇しながらも自分の気持ちに正直になっていく姿が、いいですねえ。
この手のヤツは苦手なのだが 読んでみたら非常に面白かった 主人公のキャラ立てが上手い 時折、挟む別の男の話が 作品を引き締める 4.5点
心が暖かくなる、でもちょっと切ない気持ちになるとても良いお話でした。 センセイとツキコさんのあいだに流れる空気とか、物腰の柔らかさ。行きつけのお店の美味しそうなお料理の数々。全てがほんわかと和ませてくれます。 読み終わったあと、ついセンセイ口調になってしまう自分がおりました。 ワタクシはこの話が大好...続きを読むきでございますよ。
お酒が出る本を探して出会いました。 年齢差がある恋の話ですが、酒好きとしてはその出会い、その空気感に憧れます。 後半少しだけ違和感を感じる部分はありましたが、お酒を飲みながら読み終えたこと嬉しく思います。
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