鉄道と政治 政友会、自民党の利益誘導から地方の自立へ

鉄道と政治 政友会、自民党の利益誘導から地方の自立へ

1,034円 (税込)

5pt

3.3

かつて鉄道は、地方に近代化をもたらしてくれるものだった。「我田引鉄」と呼ばれようとも、政治家は血眼になって自らの票田に鉄道を引き込んだ。不自然な路線や駅の配置が各地に見られるのはその結果でもある。だが、鉄道を国に強請る時代は終わった。国と地方との関係が変わった今、リニア、都市交通などの整備はどうあるべきか。明治以来の政治家・政党と交通政策の変遷を概説し、これからを展望する。

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鉄道と政治 政友会、自民党の利益誘導から地方の自立へ のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    我田引鉄と揶揄されるように鉄道は政治と結びつきやすい。そんな両者の歴史と近年の現況を概観した一冊。

    政治家が地元に鉄道を引くのは明治から昭和にかけての定番。都市伝説も含め多くの逸話がある。

    しかし、前提となる「鉄道=地域の発展」という発想が近年は崩れているという。長崎新幹線の通る佐賀県、中央リニ

    0
    2021年07月07日

    Posted by ブクログ

    ●は引用、その他は感想

    題名は「鉄道と政治」だが、内容は政治が主で鉄道を含む交通政策の歴史が従。一般的な我田引鉄も述べられているが分量的にはかなり少ない。

    ●道路整備と空港整備には特別会計が設置され、いずれも中期整備計画を立てて計画的に整備が進められた。それに対して鉄道は、特別会計も国の整備計画

    0
    2023年01月21日

    Posted by ブクログ

     中央リニアの静岡工区、西九州新幹線の佐賀県内のフル規格化。
     これらの計画がなぜ頓挫しているのかを、第一部で解説する。

     その後、第二部で明治から現在に至るまでの鉄道と政治の関わりをダイジェストでまとめる。

     第三部で、成功している事例(万葉線、富山ライトレール、福井鉄道)と、これからのLRT

    0
    2021年05月18日

    Posted by ブクログ

    明治から令和までの鉄道と政治の歴史をまとめた本。
    古今東西、我田引鉄の歴史も多く出てくる。

    鉄道建設は全体最適を求めるべき、ただし建設範囲が広いほど利権が絡みそれが大変と感じた。

    一方、富山など地域鉄道は成功している事例もある。

    リニア静岡、新幹線佐賀の話は地元に対し鉄道会社が細やかな説明、根

    0
    2021年05月09日

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