茶筅の旗(新潮文庫)

茶筅の旗(新潮文庫)

737円 (税込)

3pt

3.7

宇治の御茶師朝比奈家の養女として、綸は碾茶製造の技術を学び、病に倒れた父の跡を継ぐ。一方、徳川・豊臣の決戦近しの報が走る。豊臣の恩顧に報いるべきか、徳川につくべきか。文化的・政治的存在となった茶をめぐる人間模様の中で、これまで誰も取り上げなかった、御茶師に焦点を当て、激しい時代の流れを縦糸に、綸の正義感と繊細な女心を横糸に錦繡というべき世界を織り成した歴史小説。(解説・末國善己)

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茶筅の旗(新潮文庫) のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    作品紹介・あらすじ
    宇治の御茶師朝比奈家の養女として、綸は碾茶製造の技術を学び、病に倒れた父の跡を継ぐ。一方、徳川・豊臣の決戦近しの報が走る。豊臣の恩顧に報いるべきか、徳川につくべきか。文化的・政治的存在となった茶をめぐる人間模様の中で、これまで誰も取り上げなかった、御茶師に焦点を当て、激しい時代の

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    2021年06月17日

    Posted by ブクログ

    大阪落城前後の京都
    女性ながら宇治のお茶師の跡を継いだ主人公「綸」

    政治、権力に翻弄されながらも宇治のお茶を守るために
    奮闘する若い女性の姿を描く

    豊臣と徳川の争い
    お茶師内の足の引っ張り合い
    主人公の凛とした強さが魅力

    0
    2022年05月10日

    Posted by ブクログ

    女性ながら宇治のお茶師の跡を継いだ主人公「綸」の姿を描いた小説。
    古田織部、小堀遠州など、歴史上の人物も登場し、興味深い。
    終盤まで描かれる小堀遠州の姿は葉室麟氏によって描かれた遠州とは違い、少し違和感も覚えたけれど、最後でイメージ通りになり、安心しました。

    0
    2021年08月27日

    Posted by ブクログ

    大坂の陣前後の宇治を舞台に、御茶師・朝比奈家の養女・綸が女当主として女御茶師として朝比奈家を守ろうと奮闘する姿を描く。

    茶人にスポットを当てた作品は多いが、生産者である御茶師が主役の作品は珍しい。
    数多ある宇治の御茶師の筆頭は上林家だが、朝比奈家も平等院創建時からというからなかなかの歴史ある家だ。

    0
    2022年06月23日

    Posted by ブクログ

    映像をみてるような感覚で読み進めることができました。茶道に関心があるのでこの本を手に取りましたが、 戦国武将とお茶のつながりが強いということは、生産者もその情勢に巻き込まれるということに初めて思い至りました。
    凛とした正義を貫く綸の姿勢に、憧れもあり、危うさも感じましたが、まぁ、そこは小説ですしね。

    0
    2022年04月09日

    Posted by ブクログ

    よみやすい。
    茶道検定の「茶業」のカテゴリーがなかなか理解しづらかったがこの本を読むと理解が深まる。
    ストーリーには深みが感じられなかった。

    0
    2021年08月16日

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