バブルの経済理論 低金利、長期停滞、金融劣化

バブルの経済理論 低金利、長期停滞、金融劣化

4,950円 (税込)

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■理論経済学者が、世界のバブルを分析、「バブル経済」の本質を歴史と理論から明らかにする。バブルを介して現代のマクロ経済を捉え直す。長期停滞に陥った現在の日本経済の謎を解き明かし、大胆な政策提案も示す、知的刺激に富む独創力にあふれた本格経済書。
■バブルは流転する:
日本、東アジア、アメリカ、中国と、1990年代以降、経済の主役の交代とともにバブルの重心は移動してきた。バブルは国家や地域を替えながら流転する。
■バブルはつながっている:
利子率が成長率を下回ればバブルは起きる。低金利の持続のもとで、国境、地域を越え、個々のバブルは、“つながり”を持つ。
■バブルの本質は「経済の贈与化」:
バブル経済とは、財とバブル=“霞(かすみ)”との不等価交換=贈与にほかならない。国債バブルの膨張により、経済の贈与化が進行、市場経済は縮小する。
■長期停滞の本質:
ゼロ金利が続く経済は、デフレと長期停滞が続くバブル経済そのものである。
■バブルの経済理論:
資産バブルの頻発、長期化するデフレと流動性の罠、拡大する財政と低い国債利回り――。主流派経済学が解決できなかった問題を、バブルの経済理論は統一的に説明できる。

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バブルの経済理論 低金利、長期停滞、金融劣化 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    日本のみならず世界のバブル経済についての考察についてまとめられた本。
    経済的知識がない私にとっては少し学術的で難しい部分もあったが、
    平易に説明しようとしてくださっていることもあり、概略はすっと理解できた。

    日本の分析の部分だけにおいても、
    最近はやり?のMMTに対する考察、バブル後の失われた2

    0
    2022年05月02日

    Posted by ブクログ

    主流派経済学が無視あるいは一過性のものとしてきたバブル。しかし、利子率<成長率となる主流派が想定しない「低金利の経済学」によってバブルが合理的・効率的であっても発生し、持続する。低金利の原因は金融仲介機能の不完全性=「金融の劣化」である。金融劣化によって、バブルは経済成長と併せて拡大し一定の規模を持

    0
    2024年01月19日

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