吃音―伝えられないもどかしさ―(新潮文庫)

吃音―伝えられないもどかしさ―(新潮文庫)

605円 (税込)

3pt

4.1

店で注文ができない。電話に出るのが怖い。喋ろうとしてどもってしまい、変な人だと思われたくない……話したい言葉がはっきりあるのに、その通りに声が出てこない「吃音」。目に見えず理解されにくいことが当事者を孤独にし、時に自殺に追い込むほど苦しめる。自らも悩んだ著者が、当事者をはじめ家族や同僚、研究者、支援団体に取材を続け、問題に正面から向き合った魂のノンフィクション。(解説・重松清)

...続きを読む

吃音―伝えられないもどかしさ―(新潮文庫) のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    吃音が登場する作品を見たり、当事者に出会ったりしてもっと知りたい!と思った方にはぜひとも薦めたいです。
    当事者の気持ちを知りたい方には専門書よりこちらの方が良いと思うからです。
    自分は当事者ですが、吃音って何?と聞かれて詳しく答えることはできません。
    それは本書にある通り吃音が極めて曖昧なものである

    0
    2023年05月29日

    Posted by ブクログ

    自身も吃音で悩んでいたことのある著者が、吃音に悩む人たちの現状、そしてこれからの展望などを関係者の心に寄り添いながらも忖度なく、真摯に取材を続けたノンフィクション。

    身近に吃音の人はいないけれど、仮にいたとして、子どもの頃に出会ったとしても、多分私はからかったりすることはない。
    けれど、彼らがどれ

    1
    2023年11月02日

    Posted by ブクログ

    息子が吃音。吃音者の苦しみを今まで分かった気になっていた事に気づいて涙が止まらなかった。この本には吃音者のありのままが書かれていて、特に希望や救いは書いていないけれど、社会が吃音というものを少しずつ少しずつ理解しつつあるのかなと感じた。

    1
    2023年05月15日

    Posted by ブクログ

    吃音という一見同じような状況にある人たちがもつ悩みは、それぞれの人生で違う。これは吃音に限らず、さまざまな人と出会い続けるかぎり忘れてはならないことであると感じた。

    目の前の1人が伝えたいSOSや気持ちに対し、出来うる限りの誠実さで向き合う大切さがわかる1冊。

    1
    2023年03月31日

    Posted by ブクログ

    浮き足立つことなく、絶望するでもない。
    著者も当事者でありながら、取材対象との距離も持つ。
    不思議なルポである。

    しかし、確かな情報、適切な取材がここにはある。

    1
    2023年03月22日

    Posted by ブクログ

    吃音で思い出すのは、英国王のスピーチという映画。自分には知らない世界があった。吃音が、人の個性として認識され、より生きやすいように社会や人の寄り添い方が変わると良いなと思います。

    1
    2022年01月10日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     2021年5月の文庫新刊で店頭に並んでいて、何となく気になり購入しました。解説は重松清さんがされています。

    私は吃音について全く無知だったといえます。
    例えば吃音の種類:撥音(音をくりかえす)伸音(音をのばす)軟音(音が出ない、出にくい)という調べればすぐに出てくる事すらも知らないでいました。

    0
    2021年08月03日

吃音―伝えられないもどかしさ―(新潮文庫) の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

新潮文庫 の最新刊

無料で読める ノンフィクション

ノンフィクション ランキング

近藤雄生 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す