かんじき飛脚(新潮文庫)

かんじき飛脚(新潮文庫)

869円 (税込)

4pt

江戸老中松平定信から、内室同伴という前例のない宴に招かれた加賀藩主前田治脩。それは治脩の内室が病床にあることを知った定信が、藩を意のままにしようと企てた陰謀だった。窮地に陥ったお国の命運を救うため、選ばれたのは16人の飛脚。彼らの任務は、病の特効薬「密丸」を運ぶこと。行く手には、大雪、荒海、刺客が立ち塞がる――戦う男たちの心意気に圧倒される、骨太の傑作時代長編!(解説・児玉清)

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かんじき飛脚(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2013年03月02日

    唸るス トーリーと筆致力5☆〜。 本作品は飛脚がテーマ。しかも江戸と加賀藩 約570kmをわずか5日で走破、かつ月に三度 往復する強者どもに光をあてる。物語は寛政 の改革で名高い松平定信が推し進めた棄損令 (債権放棄)により年末も越せない旗本が急 増そして不平不満が爆発寸前。この難局を乗 り切るため...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年03月31日

    山本作品には珍しく闘いのある作品。加賀藩の支援もなく、それでいて、猟師が飛脚を損得抜きで助ける姿に感動を覚えた

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    Posted by ブクログ 2011年04月29日

    加賀と江戸をむすぶ飛脚の話。
    しかも途中で親不知だの青海だのが出て来て、金沢出身、本籍地青海(親の実家)現在東京勤務の私にはめちゃくちゃゆかりのある地満載でした。

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    Posted by ブクログ 2009年11月30日

    足自慢の飛脚さん.メールや携帯が飛び交い,荷物なんてあっという間に届く現代では,考えられない時間の過ごし方がはらはらする.
    書店で平積みになってて,偶然手に取り,山本一力を初めて知った作品.

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    一力先生の作品の中で最も好きな作品。
    ダイナミックで読者を飽きさせず
    涙がホロリ。ほほえみもチラリ。
    柴錬作品を彷彿とさせます。

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    Posted by ブクログ 2021年06月27日

    何事も人力に依っていた時代に、江戸と加賀の間をつなぐことが、どれほど困難だったか。貴重な情報と物の行き来を担う飛脚と、それを支える人々の、迸る情熱と誇りに圧倒された。
    特に、雪の中の息を呑む戦闘シーンは圧巻。

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    Posted by ブクログ 2018年01月27日

    長編でしたが、老中松平定信の陰謀から加賀藩の内室が病床にあることを知れるとまずい状況に陥り、それを打開するために加賀から病の特効薬である密丸を江戸に取り寄せるために、総勢16人の飛脚が大雪、荒波、刺客に立ち向かいながら奮闘して、密丸を江戸まで運び届ける様が良かったです!
    飛脚たちの粋な様や絆、飛脚を...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年10月26日

    始まりは微妙・・・でも読み進めていくうちにどんどん面白くなってきました。
    臨場感溢れる描写とか流石!

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    Posted by ブクログ 2011年11月21日

    加賀藩の「三度飛脚」が、藩の危機に密命を帯びて江戸と領国を往復する。で、それを阻止せんとする幕府隠密との対決。

    いやー、飛脚っていうヒトたちは凄かったんだなぁ。
    はじめて知りました。
    で、その任務の重要性と過酷さを人々は知っているものだから、すごく手厚く扱われていたのですね。
    厳冬の時期の交通の難...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年06月26日

    本書は山岳小説ではないものの、マタギの知識などがふんだんに入っているので取り上げました。
    『かんじき飛脚』は、江戸時代の三度飛脚が主人公に物語が展開する。
    時代は、『銀しゃり』と同じ時期で、棄捐令が出されたときだ。加賀藩と土佐藩のつながりも面白いし、風景が目に浮かんでくる描写が凄い。
    飛脚を助ける猟...続きを読む

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