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百年以上解かれていない難問に人生を捧げる。「写経」のかわりに「写数式」。エレガントな解答が好き。――それはあまりに甘美な世界! 類まれなる頭脳を持った〝知の探究者〟たちは、数学に対して、芸術家のごとく「美」を求め、時に哲学的、時にヘンテコな名言を繰り出す。深遠かつ未知なる領域に踏み入った、知的ロマン溢れるノンフィクション。
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Posted by ブクログ
数学という世界の豊かで広い世界観。 数学への考え方が変わる。 お笑い芸人タカタ先生のネタ 「9月28日(9.28)に福山(29.80)雅治が吹石(2.14)一恵と結婚して」 9.28+29.80+2.14 = 41.22 よい夫婦 になった。という歌とか♪ ゼータ関数のグラフを3DCGにしてそ...続きを読むの形のケーキを焼いて、食べれるゼータ関数レシピてことでクックパッドに掲載した人とか。 作者は数学苦手、という気持ちもいろんな先生にぶつけつつ、相手の意見をフラットに解釈し、取り入れていく。その姿勢も、読んでてすごく気持ちがよかった。
知的好奇心をくすぐられる
日常生活に埋没していた知的好奇心を、確かにそこにある、と感じることができた。 自分は数学に興味がないと思い込んでいたが、それは誤解だったのかもしれない。 固定観念にとらわれず、自分なりの視点を持って生きるということはとても幸せなのだろうと思った。そして、それは誰にでもできるということに勇気をもら...続きを読むった。
#ほのぼの #深い #笑える
数学が大の苦手の私なんですが、学校で教わった答えがある問題も解けないことでクヨクヨしてアレルギー出てましたが、数学が好きで没頭する方々もいればその反対もいる。 そんな方々の話を本を通して読めたことを嬉しく思います。
数学は言語。 文系に偏りまくっている私は基本的に学校教育レベルの理数科目がほとんどギリギリ(アウト)だけど、アコガレみたいなものがあって、数学の本を読んだりしています。 数学史の本で歴史上有名な数学者(ガウスとかフェルマーとか)の電気みたいなのは読んだことあったけど、数学者へのインタビューは初めてで...続きを読む、面白かったです。正直研究内容の細かい話は難しいけど、数学や専門分野に対してどう思っているのか、何が楽しくて研究しているのか、などを語る目線が見えるような文章でした。研究者ではなくても、数学と現実世界を結びつける職業の人たちもとても魅力的な活動をしてるんだなあと感じます。 著者の二宮さんは芸大の本も執筆されていて、そっちも面白い本でした(知らずに購入しましたが…)。どちらの本も登場人物が自分の好きなことについてキラキラ語っているのが印象的です。 数学は言語。文系の私にはこの言葉がとっかかりになるな。
以前フェルマーの最終定理も読んだことがあるけど、数学について深く分からなくても面白かった。 数学について書いてあることはわからないことがほとんどだったけど、数学は式を解いていくものではなく、新しい問いを作るもの、もっと面白いものなんだってことが伝わってきた。 数学者たちもユニークで、イメージがだいぶ...続きを読むかわった
数学者という一見、バリアがありそうな題材に対して、そのパーソナリティを深掘りしていって、世間に数学者、ひいては数学に対しての理解を深めようと言う本。 数学者の話一つ一つが興味深く、数学者なりの専門性を掘り下げるた話題や、趣味嗜好的なパーソナリティの部分もあり、様々なトピックが楽しませてくれた。
二宮敦人さん…どこかでと思ったら、『東京芸大 最後の秘境』を書かれた方だった。前作が面白かったので期待した分、読後は少しガッカリした。 著者も編集者も文系で数学アレルギーという点で共感が持てたものの、結論は曖昧だったように思う。 皆違って皆良い(=グレー)それはそれで良いのだろうが、では何故この本...続きを読むを書いたのか?そこは白黒つけた方が面白かったのではないか。 数学アレルギー者向けに書いたのなら、尚。 結局のところ、私はやはり数学が苦手だ。
思いがけず、涙がこぼれそうに。 数学科に通う息子のレポートがリビングに散乱していることがよくあるが、理解するどころか読むことさえ、不可能。そんなことから、バリバリの文系の私も数学という文字には興味があり、手にとった一冊。 例として挙げられているような数式らしきものは、やっぱり全く意味が分からず、...続きを読む何度もよみなおしてやっぱりわからない…と、思ったが、数学者の情熱とか思いとかがあちこちから溢れていて、そこに感動したし、数学だからって特別ではないことは感じることができた。 何かに打ち込むって、すごいこと。 でも、少し偏っていて、それが魅力であることも事実。見方を変えれば、変人。 これ読んで、息子のレポートを読めるわけではないけれど、今以上に面白がることはできそう。
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