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Posted by ブクログ 2023年04月02日
登場人物の子どもたちと世界との距離感が好き。
ともすれば遠くなりがちや外国や地球と自分たちが関係していることに気づいていく。
子どもたちの繊細な悩みをばかにすることなく描き、それでも最後は前を向く、未来への姿勢は読者へのエールにも思える。児童文学の向日性。
ストーリーも意外性があっておもしろくて読み...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年08月13日
当時小学生だった娘に薦められて読んだ本ですが、とても良かったです。
中学受験など次の「現実」と対峙せざるを得ない小学6年生たちがリアルに想像でき、正に本の中で動き出すくらい瑞々しい物語でした。
話自体はとても単純というか素直ですが、その中に様々な要素が非常にうまく盛り込まれていて感嘆しました。
小学...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年09月25日
貧困問題や、戦争のこと、難民のこと、将来の漠然とした不安感。
子供たちの視線を通して沢山のことを考えさせていただける本やった。
さすが推薦図書。
子供だけでなく、大人たちも読まないとあかん本っていっぱいあるんやなぁと最近めっちゃ思う。
砂像をこの目で見てみたい。
砂からおしゃぶり…ものすごい衝撃やっ...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年08月16日
やりたいこと、なりたい自分が見えてこない珠子。親に勧められるがまま塾に通い、勉強をしている。そんな描写と同様に、自分の意思ではなく、言われた通りの道を歩んでいく子はたくさんいると思う。それも人生の歩み方の一つだとは思うが、珠子のように砂像づくりを通して、自分が夢中になれる何かと出会えて欲しい。
ヒカ...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年06月05日
砂像作りに打ち込む、小学校最後の夏休み。
羽村のハムちゃんタマゴの珠子でサンドイッチ、おまじないはポンデケージョ!小学生らしい発想が微笑ましいです。
初めの塾の場面では、あんな変な子とつるむなんて…みたいな描写が続くんじゃないかなと思いましたが、そんなこともなくて爽やかでした。
雪原学園の先生が、...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年04月08日
六年の夏休みに砂像作りに出会って、夢中になっていく。丁度塾も伸び悩んでいたころ。
砂像に出会ったのは、塾で試験上位なので有名なヒカルと出会ったから。ヒカルの後の塾の個室にはなぜか砂が落ちているのに気づいていたが、砂像のせいだとわかる。
目標もわからず頑張って、結果はあまりついてこない中学受験と向き合...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年03月26日
公園の砂場での「砂像作り対決」 中学受験を控え、目標を見失い成績も伸び悩んでいた珠子は、成績トップのヒカルが公園で砂像を作っているところに遭遇する。対決しているのは男子。どちらの砂像がいいか判定してほしいと頼まれた珠子は…。
学校や塾で悩みながら過ごしている子どもたちが、「砂像」を通してつながり、ぶ...続きを読む
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