パンデミック以後 米中激突と日本の最終選択

パンデミック以後 米中激突と日本の最終選択

新型コロナは国家の衝突と教育階層の分断を決定的なものにした。社会格差と宗教対立も深刻で、トランプ退場後もグローバルな地殻変動は続く。中国の覇権も勢いづく。日本はこの危機とどう向き合えばよいか。世界と人類の大転換を現代最高の知性が読み解く。

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パンデミック以後 米中激突と日本の最終選択 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    「大分断」が2020年7月に発行されているので2021年2月に発行された「以後」は新型コロナウィルスについての世界の知見が多少とも整い始めたころとなる。前著では民主主義の失速と後退の原因としての教育格差が語られ、日本の問題にも触れるという構成だったが、「以後」」は聞き書きであり、日本人が質問し、それ

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    2022年06月11日

    Posted by ブクログ

    本書は2018年7月から2021年1月までにAERAや朝日新聞などに掲載された6回のインタビューを大幅に加筆修正を行ってまとめたものである。雑誌や新聞では紙幅に制限があり、落とさざるを得なかった内容を加えたものである。

    著者のエマニュエル・トッド氏は親日家で、来日回数も10回を優に超え、速水融とい

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    2022年03月20日

    Posted by ブクログ

    グローバル経済の拡大による一部の富裕層とそれ以外の分断、いきすぎたグローバル経済が国民の分断を加速させる。国という共同体意識、ものづくり経済が奪われていく事への対する警鐘を鳴らし続けてきたトッドの言葉。以下、考えるべきポイントと感想。

    ・「日本の人口動態は危機的状況にある。人口減少、高齢者層の増加

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    2021年02月15日

    Posted by ブクログ

    民主主義の失速と世界的な分断 ー というのが、本著の兼題だろうか。そもそも、資本主義は競争原理により資産を多く得るもの達を頂点とした階層化を進め、民主主義は資産に関わらず平等な発言権を目指すという、階層化を一定程度セーブする機能があったはず。民主主義の失速の一例としては、ビックテックの台頭により、最

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    2024年02月23日

    Posted by ブクログ

    つい我々は印象だけで判断してしまう癖がある。
    物事は一つの視点だけではいけない。他者の異なる意見が大事だ。
    これは日本のメディアの課題が大きいと思う。
    世界で起きている大事なニュースを、なぜ日本では報道がされないのか。
    さらにいうと、それらを深く考察した番組などほとんど無いに等しい。
    若年層ほどテレ

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    2022年02月20日

    Posted by ブクログ

    フランス人の歴史家であり、文化人類学者、人口学者であるエマニュエル・トッド氏のインタビュー記事を本にまとめて出版された本。インタビューは、2018-2021にかけておこなわれ、以下の六つのテーマが収録されている。

    1.トランプ政権が意味したこと
    2.新型コロナ禍の国家と社会
    3.新型コロナは「戦争

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    2021年05月23日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    人口動態の専門家でそれに関しては納得できる内容だった。
    経済的な観点のみで政策を進めると長期的な視点を失いやすい、という記述にも同意。
    ただ、各国の経済政策については他の専門家の著書も読んで考えたいなと思った。

    概ねの主張としては
    今後新自由主義的なグローバルな政策から各国とも保護主義的な政策へ舵

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    2022年11月20日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    いろいろな人達のトッド氏の評判が高いので、著書を読みたいと以前から思っていました。

    本書ではコロナ、トランプ氏、中国、フランス、ロシア、ドイツ、欧州、グローバル経済・自由貿易と保護主義、日本の人口動態問題に関してのことが語られています。

    「ロシアは騙された。NATOが約束を破って勢力を拡大し、ロ

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    2022年11月19日

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