雑貨の終わり

雑貨の終わり

1,980円 (税込)

9pt

4.0

疫病に街がすっぽりと覆われてしまう前、店内を眺めた。専門店にあったはずの工芸品も本も服もみな雑貨になった。物と雑貨の壁は壊れ、自分が何を売っているのか、いよいよわからなくなっていく。これからどうしたら物の真贋の判断を手放さずに済むだろうか。広範な知識と経験を交えて雑貨化の過去と現在地を探る画期的な論考。

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雑貨の終わり のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    『すべての雑貨』を読んだときは、お店を訪れたことはなかったと思う。どこにあるのかなと思っていて、行ってみたいなと。
    今では何度かお店に行ったことがあるので、お店のことを思いながら読むと、一層おもしろかった。
    うんうんと共感したり、そうなんだぁと思ったり。でもなぜか、読み終わると忘れていて、ページをぱ

    0
    2024年03月31日

    Posted by ブクログ

    『すべての雑貨』の著者による2冊目のエッセイ集。


    前作に比べて文章に隙がなくなった。『すべての雑貨』もすごく読ませる文章だったけど、店のレジカウンターからぐちぐち聞こえる独り言に耳を傾けているような親しみやすいどうしようもなさがあって、ベンヤミンやクンデラの名前がぽこぽこでてくると同時に、「雑貨

    0
    2023年04月29日

    Posted by ブクログ

    雑貨に関連した短編が13.著者のものは初めて読んだが、何か知らない街を歩いて、これまで興味がなかったものに取り付かれてしまったような不思議な感覚だ.登場人物が未知の人ばかりで驚いた.村上春樹、大橋歩くらいは知っていたが、雑貨に絡む人は知られていないのかもしれない.著者は目の付け所が特殊で、独特の嗅覚

    0
    2021年10月21日

    Posted by ブクログ

    西荻の店舗、現在の店より、立地の悪かった前の店の方が、ごった煮感があり、好きだった。
    良い意味で、安っぽいもの、洗練されていないモノのパーセンテージが高かったと思う。

    稀にしか行かない客で、大きな買い物はしない、常連ではない。マナーは悪くないと自負しているが、上客にはなりえない。
    そんな客にも丁寧

    0
    2021年09月01日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「専門店にあったはずの工芸品も本も服も古道具も植物もみな、雑貨になった」ほぼ完全に雑貨化された世界を見つめる、雑貨屋の店主のエッセイ。前作も面白かったけど、より諦観の念が強く、乾いた視線で家族や出会った同業者、お客さんの話をする。雑貨屋店主が雑貨化に打ちのめされているなんて、武器商人が戦争を憂うみた

    0
    2021年04月14日

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