晩年のカント

晩年のカント

935円 (税込)

4pt

4.3

絶頂にあったカントを襲った筆禍事件。若き哲学者フィヒテとの確執。尽きぬ好奇心の一方で忍び寄る老い…。人間カントの人生の黄昏。

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晩年のカント のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    自らの体系に対する強い信念を持ちつつも、環境に翻弄されてきた人間味のある晩年のカント像が掴めてとても楽しく読めた。
    同時に、カントの晩年に照らして中島先生の哲学者としてのあり方を振り返るような節が所々挿入されていたため、哲学者として生きる事の楽しさ/難しさがヒシヒシ伝わってくるように思われ、単純な晩

    0
    2021年03月14日

    Posted by ブクログ

    カント。難解な哲学。堅物で頑固。そんな堅苦しいイメージだけしか知らず、でもなんとなく気になって手にした本。
    いい意味で期待を裏切られ、カントに親近感が湧く。教科書の中のカントから、人間味溢れる高齢者カントへ。時代的に仕方ないのは分かっているけれど、やはり女性と人種に対する高慢と偏見は酷すぎる。笑って

    0
    2021年06月07日

    Posted by ブクログ

    ◯日々年老いていって、死を意識しないことがない。そういえば学生時代に机にへばりついてプロレゴメナ、純粋理性批判、道徳形而上学原論などを読んだな、と思いながら読み進めたが、書かれた頃のカントの焦りや環境などは当時全く気にしてなかった(なんでこんなに分かりづらいのか!という思いでいっぱいだった)ので、大

    0
    2021年05月23日

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