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Posted by ブクログ 2021年01月17日
NOWHERE↔EREWHON。どこでもない場所をイメージされた題名なのだと思いますが、どこでもない場所の反対語はどこか特定の場所でもあり、その特定の場所として2021年現在の世界が重なりあうことに驚きます。そしてNOWHEREがユートピアさとしたら、その反対はディストピアであり、それは今の社会なの...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年09月12日
ディストピア小説の源流とされる本の新訳版が出版されたので読んでみた。
ものすごく興味深い本だった。
1872年(明治5年)に書かれた本書は後の多くのユートピア、ディストピア小説の元となった。
オルダス・ハクスリーは、自身のディストピア小説『すばらしい新世界』がこの『エレホン』の影響を受けていること...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年10月29日
1872年に出版されたユートピア・ディストピア小説の新訳版です。
イギリス植民地で羊飼いをする主人公は、文明社会に知られていないエレホン国を発見します。
そこの常識は我々のそれと正反対で、病気は罰せられて犯罪は治療される世界でした。
又、機械を極度に拒絶するのですが、それにはなかなか深い意味がありま...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年09月12日
大学のヴィクトリア文学の授業で登場したユートピア文学作品。nowhere(どこでもない場所)を逆から読んでerehwon(エレホン)という名称になっているのは面白いと思った。
イギリスの有名なユートピア作品といえば、モアの『ユートピア』とスウィフトの『ガリバー旅行記』であり、その数百年後に書かれた...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年07月05日
「人の目を気にした結果の国」という印象。人が人を干渉しきって監視をする現代(SNS)にも、きちんと繋がる糸がある。保守的である。
一種の思考実験のようでもある。
どの時代で読んでも、きっと、近い未来の話と捉えることが出来る本だ。それほど人間の芯は時代で跨ぐことの出来ない堂々巡りなのかもしれない。
...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年12月24日
イギリス人が未開の土地を開拓している最中にエレホン国に迷い込んでしまう。表面的には良い感じの人々だったが、そこで生活するにあたって大きな違和感を感じてしまう、というあらすじ。「おとぎ話」なら抵抗ないのに「SF」ってなると急に難解に感じるが、それはもしかして作者の力量ゆえだったのだろうか?登場人物に血...続きを読む
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