ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
3pt
神の都アースガルド.威厳にみちたオージン,力じまんのトール,いたずら好きのローク,美しい首飾りとひきかえに夫を失った女神フレイヤなど,個性的な神々たちがどのように生き,どのように巨人やこびとたちと戦ったかを描きます.少年少女のための北欧神話.
ブラウザ試し読み
アプリ試し読みはこちら
Posted by ブクログ
繰り返しの読書。何度読んでも忘れてしまうところがある。今回は図を書きながら整理して読んだ。元は口承文学のエッダであるため、辻褄の合わないところなどもあるのだが、神話ならなんとなく仕方がないかと思える。 特有の荒々しさや不思議さに心が奪われる。挿絵が美しい。北欧神話にはさまざまな本が出ているが、入門編...続きを読むとしてちょうど良い。
「神々の父オージンは、いつも賢くて、正しいわけではなかったんだ」 オージンは、すべての神が彼の話には耳をかたむけるほどの“神のなかの神”。しかし、別の神が誤って人間を殺してしまい、遺族への賠償をするとき、神が持つ知恵を与えればよかったのに、それを惜しんでお金による取引で済ましてしまう。神が金で物事...続きを読むを解決した以上、金に執着する強欲女でも神の国への入国を拒否できなくなる。 また、ヴァーニル神の一人フレイは、神と敵対する巨人の国の娘にひとめぼれし、その娘を得るために神の国を守るための大切な武器となる剣を手放してしまう・・・ 永遠の平安を願うのは、神々も私達も同じ。 だが神々のちょっとした行為が、その時は自分や周りも正しいと信じ、何事もなく過ぎても、実はその行為をしたのは間違いで、完全無欠なはずの神々の運命に、痣(あざ)が徐々に広がるように不吉なきざしが覆い、ついには寒波などの天災を契機に勃発した“神々のたそがれ”(=最終戦争)としてすべての不吉なきざしが初めからそうなるはずだったかのようにひと固まりに結合して神々への大きな厄災として降りかかり、神の国は滅ぶ。 完全無欠でない私達人間も、日々失敗を繰り返し、それが時には大きな悪い結果として自分の身にふりかかり、自分の運命や巡りあわせなど、自分の力でどうしようもない因果を呪ってしまうのだが、神々の多くの所業からも、生きる以上は不可避な業(カルマ)の存在を読み取ることができる。 この本の物語はある意味ファンタジーだが、そのエッセンスには、等身大の人間の所為が詰まっている。 (2009/9/13)
ギリシャ神話が受けなかったので、長男への神話読み聞かせも、もうやめにしようかとも思っていたのだが、もう一冊くらいとためしに選んだのがこれ。自分で読むなら中学生以上という内容で、難しい言葉も多く、声に出して読み進めるのも一苦労だったが、予想以上に奥深い内容で、とても面白かった。内容に少しなじみのあった...続きを読む日本神話やギリシャ神話と異なり、まったく聞いたことのない話ばかりで、新鮮だったし、主神オーディーンが、仲間のロキのせいで誤って殺してしまった息子の身代わりに、その父に対して、巨人の一族が持っている世界最高の宝をやる、と約束してしまったがために、世界が徐々に破滅へと向かって行く様はとても興味深かった。息子には、ロキのいたずらの数々(友達の神様トールの奥さんの美しい金髪を、寝ている間に全てかってしまう、とか)も単純に面白かったようだ。
中学生くらいの頃読んで、とてもおもしろかった記憶がある。 太陽と月を食べる狼と、神々の黄昏ラグナロクのイメージがすごかった。 トリックスターのロキの存在がいいです。
はじめて読んだ北欧神話。 古い伝承って古事記でもそうだけど、 神々がすごく喜怒哀楽をもっていたり 人間味が強くて面白い。 北欧神話には、世界樹が出てきたり いろいろなゲームやファンタジー作品に 影響を与えたであろうものものもありそう。 神さまだけでなく、 人間、巨人、エルフ、こびとなどが出てくる...続きを読む。 巨人は敵対する関係。 こびとは醜い忌むべき存在。 そんな描かれ方がされていた。 私が個人的に興味を持ったのは ローキという登場人物。 神と巨人の子どもで、 いいこともわるいこともすると表現される。 女神の自慢の金髪を 寝ている間に切ってしまったり、 旅先で突然カワウソを殺してしまったり、 何を考えてるのか全然わからない。 神々に叱られて後始末をさせられたり 最初の方はそれでも 神々の仲間なのかなと感じるが… 後半は一変する。 神々を恨みに思い、呪うような行動に出る。 そして、世界の滅亡である 「神々のたそがれ」へ導く。 世界は一度滅ぶが 神々が残したもので世界は再生される。 今の世の中も、末法というか 世界の終わりを感じさせられる空気感があるが… オージンが知恵の井戸の水を飲み見えた将来 「神々や人間が悲しみや難儀のときに りっぱな態度でいれば、この世界に 1つの力を残すようになり、 その力がずっとのちのことではあるけれども 世界に恐怖と悲しみと失望とをもって来た 悪者を滅ぼしてしまうようになる」 この言葉に希望を感じる。 最後の解説で興味深かったこと ・英語圏やゲルマン民族の唯一残った神話が この北欧神話であること ・曜日も神々の名前からきていること Tuesday チュール 剣の達人 Wednesday オージン 神々の父 Thursday トール 力の強い神 Friday フリッガ オージンの妻 ・ギリシャ神話との建て付けの違い ギリシャ神話では、大地と天との結婚で 天地創造され、神々が巨人を圧倒する 文化的なものを神々が作る 一方、北欧神話では、巨人族を殺し その肉体から天地を創造する 巨人族は神々と対等だし 文化的なものを巨人や小人が作る なかなか興味深いおはなしだった。
北欧神話の導入として。表現は子供向けになっているようだ。神様が自分のイメージとは違い人間の感情と同じようで意外。巨人にもいい巨人がいる。唐突な内容も多く、個人の解釈が異なるだろう。自分なりに解釈するのも面白いと思う。他の人の北欧神話やエッダも読みたい。
ギリシア神話は小さい時からよく読んでいたが、ゲルマンの神話ともいえる北欧神話は初めてだったので。そのうち日本の古事記も読みたい。 ギリシア神話や日本の神話、聖書の世界と違って、北欧神話はまるで今ある世界とは別次元と言っていいほどの世界で、登場する神様たちもミラクルパワーを特に持っているわけでもない。...続きを読む仮に持っていたとしても、他者由来の武器や道具、食べ物のおかげである。登場するこびと、巨人は神と対等かそれ以上である。トールキンの指輪物語は少なからず、ゲルマンのこうした神話世界を下地にしているように感じられた。 この北欧神話でなによりも魅力的なのが、「崩壊」がいつもそばにあって物語が進んでいることだ。この物語の始まりは、忘れられ、残された神様の回想のように感じられた。 オーディンが創った世界も、そして今ある世界も破壊によって創られたものだ。世界中で見られる洪水神話では、そこに住まうものを消し去りはしたが、世界そのものをなくしはしなかった。右目の代償に予言の力を手に入れてみえた世界が、崩壊だと知ったオーディンはそれでも力強かった。 意志と神聖が支配する世界にたどり着けば、生き残りの神様にもう一度会えるだろうか?
北欧に関心があり、中学生の時に読んで、改めて読み直した本。 神話の神様は人間より人間くさくて面白い。
子供達が読みやすい内容になっているため、欲まみれな神様と言う部分がかなりスポイルされてますね。 でも読みやすいし初めて北欧神話を読む人には良い本だと思いますよ。
世界観がつかみにくい。 説明が足りない。 まぁ児童書だから仕方ないかぁ。 どうにも文章にひきこまれなくて、途中読むのがたるくなりつつも読んだ。
レビューをもっと見る
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
新刊やセール情報をお知らせします。
北欧神話
新刊情報をお知らせします。
P.コラム
尾崎義
フォロー機能について
「岩波少年文庫」の最新刊一覧へ
「雑学・エンタメ」無料一覧へ
「雑学・エンタメ」ランキングの一覧へ
▲北欧神話 ページトップヘ