銀河食堂の夜

銀河食堂の夜

700円 (税込)

3pt

ひとり静かに逝った老女は、愛した人を待ち続けた昭和の大スターだった(「初恋心中」)。
運に見放され、母親を手にかけてしまった息子の心に残る母の言葉(「無器用な男」)。
あの戦争で飛び立った青年が聴いた「最後の曲」に込められた想い(「ぴい」)。
……謎めいたマスターが旨い酒と肴を出す飲み屋を舞台に繰り広げられる、不思議で切ない物語。

...続きを読む

銀河食堂の夜 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    よかった~

    大昔に さださんのコンサートに行ったことがあって、なんて話が上手で、それでいてなんて男らしい人なんだと思った。
    この本はそんな さださんが詰まっていた。
    とくに最後の「セロ弾きの豪酒」はよかった~。

    銀河食堂に集まる常連客。
    人それぞれの人生があり、連鎖して絡み合う。

    まさに よき

    0
    2024年02月09日

    Posted by ブクログ

    ダンディなマスターのいるスタンドバー風居酒屋「銀河食堂」で繰り広げられる人情話

    以下、公式のあらすじ
    ---------------------
    大きな人生なんてない。
    ただ、小さな幸せがあるだけ――。


    謎めいたマスターが旨い酒を出す、四つ木銀座にある風変わりな飲み屋「銀河食堂」。そこで常連客

    0
    2023年11月27日

    Posted by ブクログ

    語り口調の作品は語り手の個性が強く押し出されてしまうと講談を聞いているようでどうも自分の中にある想像や妄想その先にある感動を小さくしてしまう事があると感じます。落語のまくらから入るようなかんじで、同級生や幼馴染みが下町の居酒屋のカウンターで語り出すストーリーにいつしか引き込まれていきます。さだまさし

    0
    2023年08月11日

    Posted by ブクログ

    東京下町の四ツ木にある居酒屋、銀河食堂。謎めいたマスターが切り盛りするこの居酒屋に、お馬鹿だが愛すべき下町っ子が集う。お酒の席で語られるこの町に住む人々のよもやま話。
    まさか、さだまさしに泣かされるとは思わなかった。心に沁みるお話が詰まっている。

    0
    2022年04月16日

    Posted by ブクログ

    むかし、アルバムのライナーノーツにそれぞれの曲をモチーフにした短編小説がついていたことがあって、何度も読み返していた。
    落語のマクラのような始まりと、すとんと幕が落ちるような終わり方、昔も今も語りの名手だなーと。
    そして懐かしい曲やエピソードを思い出す一冊。
    これはさだファンとしての感想。

    0
    2022年04月15日

    Posted by ブクログ

    一つ一つが落語の演目のような、噺家さんが話されているような、そんな感じで書かれている小説。

    頭の中に噺家さんがいて、噺家さんのリズムで物語を読んでしまうから、もの凄く読むのに時間がかかった。

    一つの話の最後に毎回涙が出た。セロ弾きの豪酒以外の。

    0
    2021年09月01日

    Posted by ブクログ

    葛飾にある小さな居酒屋、銀河食堂は本物のチェロが飾られ、謎めいたマスターが経営する。そこに集う常連たちが、順番にそれぞれの身近で起こったストーリーを語る形で、6つの話が共有される。

    個人的には、まじめに一生懸命生きているにも関わらず、不運続きの男がついに母親と心中しようとして、母を殺してしまう&q

    0
    2021年08月02日

    Posted by ブクログ

    最初は描写と内容がうーん。という感じであまり好みではないなと思いました。(恋愛系)
    ただし54ページ以降は
    心を動かされる内容ばかりで
    なんとなく日々を過ごしている方にオススメしたい1冊です。
    私は文字を読むのが得意ではないので
    2ヶ月ほどかかりましたが
    会話文が多めで起承転結もスッキリしているので

    0
    2021年05月02日

    Posted by ブクログ

    元が2018年刊行だからなあ、というのは置いといて。
    ずっと地元に住んで幼馴染みと飲み屋さんに集まれるのが羨ましい。そこでまた新しい人たちと知り合えるのが羨ましい。皆が語れるものを持っているのが羨ましい。
    酒が飲めなくて、人付き合いが苦手で、人見知りする奴が憧れるものがここに。

    0
    2021年02月10日

    Posted by ブクログ

    「さだまさしは天才である」と、誰かがユーチューブで唱えていたが、さもあらん。
    シンガーソングライターにして、映画監督、エッセイストに作家、そしてこの小説。
    落語のマクラのような軽妙な語り口の導入部から、たちまちその世界に取り込まれてしまう。
    葛飾区四ツ木の「銀河食堂」という名前の居酒屋が舞台。
    そこ

    0
    2021年02月05日

銀河食堂の夜 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

幻冬舎文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

さだまさし のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す