なぜ「よそ者」とつながることが最強なのか――生存戦略としてのネットワーク経済学入門

なぜ「よそ者」とつながることが最強なのか――生存戦略としてのネットワーク経済学入門

1,870円 (税込)

9pt

3.0

【内容紹介】
新型コロナウイルスの脅威によって、世界中で吹き荒れつつあった反グローバル主義の嵐が勢いを増している。
グローバル化は雇用破壊、格差拡大、テロやスパイの脅威をもたらし、金融危機やパンデミックの影響を増幅するとも指摘されている。
しかし人間は古来、「よそ者」とつながることで新しい知識や情報を得て、イノベーションを起こし、発展してきた。
世界の分断によってこの流れを止めることは、日本そして世界に破壊的な経済的損失を与えるだろう。
本書ではネットワーク経済学の理論とデータを基に、反グローバル主義への徹底的な反論を試みる。

【著者紹介】
[著]戸堂康之(とどう・やすゆき)
早稲田大学政治経済学術院経済学研究科教授。
1967年大阪府生まれ。1991年東京大学教養学部卒業。
学習塾経営を経て、2000年スタンフォード大学経済学部博士課程修了(経済学Ph.D.取得)。
2000年-2001年南イリノイ大学経済学部助教授。
2001年-2005年東京都立大学経済学部講師・助教授。
2005年-2007年青山学院大学国際政治経済学部助教授。
2007年-2014年東京大学新領域創成科学研究科国際協力学専攻准教授・教授・専攻長。2014年より現職。
日本国際経済学会小島清研究奨励賞受賞(2017年)。
国際経済学、開発経済学、ネットワーク科学の分野で、経済の発展や強靭性に資する実証研究を行っている。
査読付き英語論文50本以上。一般向けの著書に『途上国化する日本』(日経プレミアシリーズ)、『日本経済の底力』(中公新書)など。

【目次抜粋】
第1章 世界経済の分断がはじまっている
第2章 グローバル化で経済は成長するのか?
第3章 反グローバル化は人間の本能か?
第4章 グローバル化によって所得格差は拡大するか?
第5章 グローバル化で「対岸の火事」が飛び火するか?
第6章 グローバル化は国家安全保障の脅威となるか?
第7章 ポストコロナ時代のグローバル戦略
第8章 冒険心で日本経済を再生する

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なぜ「よそ者」とつながることが最強なのか――生存戦略としてのネットワーク経済学入門 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ネットワーク経済学に興味があったので読んでみたが、あまり学術的にこなれておらず、イマイチだった。分かりやすく書かれていたので、そう思ったのかもしれない。いずれにしても読みながらの感想は、ロシアによるウクライナ侵攻がしますの前後では世の中が全く変わってしまったということ。この本はその前に書かれているの

    0
    2022年08月26日

    Posted by ブクログ

    大学教授である著者が数々の研究結果から多様な国と交流するグローバル化について有効性や問題点などを書いた一冊。

    コロナによって拍車がかかる反グローバルや米中分断の流れに対して各種データを用いて多様性がいかに人や企業を成長させるのかや人間が本能的に内集団を贔屓してしまうことなどを学ぶことができました。

    0
    2021年09月20日

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