狐と韃(むち)~知らぬ火文庫~

狐と韃(むち)~知らぬ火文庫~

825円 (税込)

4pt

3.8

人と狐の間に生まれた者の末裔と噂され、並外れて大きな体と美しい顔をもつ妖女、美濃狐。ある日市に現れ、凄まじい剛力で暴虐非道に振舞う姿に、人々は恐れおののき、市は寂れてゆくのだが――。(表題作) ほか、日本最古の説話集『日本霊異記』を下敷きに繰り広げられる、不可思議で妖艶な物語の数々。古典を大胆に紡ぎ直した「知らぬ火文庫」シリーズ第1弾。

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狐と韃(むち)~知らぬ火文庫~ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年01月22日

    日本霊異記を基にした短編小説集。バラエティに富んでいる印象。理不尽だと思う話もいくつかあるけれど、そこが仏教?を基にした教訓譚らしさを感じた。女が蛇と結ばれる話は、正直古典で読むからライトな感覚で読めたものが小説になるとウッ…となる感覚を味わえたのは面白かった。

    0

    Posted by ブクログ 2021年01月09日

    初めの話がクソ男の話なので、読むのが嫌になるが、そこでやめないでほしい。その先に、重厚な物語の広がりがあるから。

    0

    Posted by ブクログ 2022年09月13日

    平安時代初期に書かれ
    伝承された最古の説話集
    『日本霊異記』の数話を題材に
    現代風にアレンジした作品
    #狐と鞭 #朱川湊人

    元々宗教を伝えるために
    書かれた書物なのに
    時々艶かしいお話しとかもあって
    なかなか面白かったです

    いつの時代も同じような悩みを持ち
    人は生きているんだなぁ…。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2021年10月14日

    楽しかった。
    不思議な昔話というのはわくわくする。
    8篇とも「日本霊異記」(西暦822年成立?)をヒントにしているらしい。
    ④はこの著者、景戒が書きながら頭を悩ませているという設定で、40年近く前の受験勉強中、「南総里見八犬伝」執筆中の滝沢馬琴を描いた問題文が出てきて、「続きが読みたい!」と思ったこ...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2022年08月08日

    【収録作品】第一話 サカズキという女/第二話 髑髏語り
    第三話 射干玉国(ヌバタマコク)/第四話 夜半の客/第五話 狐と韃(ムチ)/第六話 蛇よ、来たれ/第七話 塵芥にあらず/第八話 舎利菩薩

    「日本霊異記」は少ししか知らないので、まったく新しい物語として読んだ。

    0

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