マンガ人類学講義 ボルネオの森の民には、なぜ感謝も反省も所有もないのか

マンガ人類学講義 ボルネオの森の民には、なぜ感謝も反省も所有もないのか

1,980円 (税込)

9pt

生きるためには働かねばならない?
学校に行かないといけない?
それは私たちの思いこみに過ぎないのではないだろうか。

生きていくために働かなくてもいいところ、学校にいかなくてもいいところ。そんな場所に行って、人間の根源的な生き方について考えてみることはできないだろうか――。

「人間とは何か」を知るため、人類学者奥野克巳は、ボルネオ島で狩猟採集を主産業とする森の民「プナン」の地へ赴き、彼らのもとで暮らしました。
そのフィールドワークをまとめた著書『ありがとうもごめんなさいもいらない森の民と暮らして人類学者が考えたこと』は、これまで知らずにとらわれていた価値観や窮屈な生活を考え直させられる、と異例の反響を呼ぶことに。

そして今回、新進気鋭のマンガ家MOSAとタッグを組んで、あらためて現地を取材、プナンの民族誌にマンガで挑戦。

「フンコロガシ」や「マレーグマ」「移動する小屋」「ヒゲイノシシ」「アホ犬」のエピソードなど、マンガでしか描けない人類学講義、プナンの暮らしを通して、“人類そのもの”が理解できる一冊です。

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マンガ人類学講義 ボルネオの森の民には、なぜ感謝も反省も所有もないのか のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    日本社会の制約や規範に生きづらさを感じ、別の社会にもっと生きやすい最適解を求めて読んでいたことに気づいた。
    しかし、別の社会にはそこに固有の別の制約や規範、生きづらさがあるだけであると気づいた。そしてどの時代のどの社会に生きるかは、多くの場合選べないし、選べるとしても限られた範囲内でのことだ。

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    2023年02月02日

    Posted by ブクログ

    人類学、面白い!
    自分のバカ狭い世界は、たくさんあるうちのたったひとつの世界だと教えてくれる。
    これがほんとの「多様性」だ!と、思った。
    ボルネオの民の社会では、私は生きてけるかな…。

    本書はマンガで、理解しやすいんだけれど、最後の解説が私には難しかったかな。


    0
    2024年03月17日

    Posted by ブクログ

    ボルネオ島の森の民、プナンの人びとの話。固定観念が壊される。
    いろいろな世界観があるんだな、と改めて実感。そうすると、やはり日本人の世界観は日本人として大切にしたいと思う。
    最後の解説もちょっと面白い。確かにマンガであることは、人類学を表現するのにとても合う方法なのかもしれない。
    筆者のマニアックさ

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    2023年05月05日

    Posted by ブクログ

    立教大学異文化コミュニケーション学部教授で、人類学者の奥田克巳と、漫画家のMOSAによる、文化人類学をテーマとした漫画と解説。インドネシア・マレーシア・ブルネイにまたがるボルネオ島に住む、プナンという民族の生活を漫画で描いていて、そこにある自然や動物の様子やその人たちの姿などを親しみを持って読むこと

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    2022年04月28日

    Posted by ブクログ

    文化人類学を学んだはじめての本。全く違う文化を知ることで、自分を見つめ直すことが容易になる。自分のこだわりとか、固定観念が中立になる。たまたま手に取ったんですが、入門書としてアタリだと思いました。
    プナンの民は仏教徒ではないようですが、共通する部分があって、仏陀が少しだけ登場します。理解が進みました

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    2022年03月13日

    Posted by ブクログ

    マンガのまとまりがないのでモヤモヤしていたところ、解説を読んで納得。2人の著者による思考の過程が透けて見えるマンガなのだと理解した。結論ありきの物語や論考が逆に危ういものに思えるようになった。

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    2021年11月26日

    Posted by ブクログ

    マンガで描かれた文化人類学の読みやすい本というので購入。結果、読んでよかったと思う。

    読みながら思うのは、マンガや写真のような視覚によるサポートがなければ、想像でその言葉の表すものを実際にその通りに思い浮かべるのはかなり困難だろうということ。
    本書に書かれるボルネオの民プナンは、あまりにも文化が違

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    2021年03月21日

    Posted by ブクログ

    【要約】
    ボルネオでフィールドワークを行った人類学者のルポを漫画化した作品。
    前半の漫画本編では、所有の概念を作らない社会、人以外の存在の視点を持つこと、分け与えによる平等、セックスの多様性などが語られる。
    後編の解説では、人類学の説明や歴史、漫画に関する考察、そしてなぜ人類学マンガを描いたのかが語

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    2021年03月04日

    Posted by ブクログ

    マンガであるのため、すんなり読み終えることが出来た。活字と写真だけでは、興味はあっても、読み終えてはいなかったと思う。

    0
    2021年02月21日

    Posted by ブクログ

    著者は、人類学者であり、メキシコ・シエラマドレ山脈先住民テペワノの村に滞在し、バングラデシュで上座部仏教の僧となり、トルコのクルディスタンを旅し、インドネシアをめぐった。文化人類学者として、ボルネオの狩猟民プナンのフィールドワークをする。
    人類学の目的は人間の生そのものと会話することである。
    人類学

    0
    2021年01月08日

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