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第1回『このライトノベルがすごい!』大賞の大賞受賞作です。人間の脳に巣食う特殊な意識「コトモノ」をめぐる異能力バトル。ある日、「コトモノ」の集団が襲撃される事件が続発。主人公は事件に巻き込まれ、かつての友人が事件にかかわっていることを知る――。王道のジャンルながら、オリジナリティ溢れる設定が光っており、大賞に相応しい作品と選考委員も絶賛です。
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Posted by ブクログ
久々に良い作品を読んだ。 「言葉」と「遺伝子」を合わせるという発想が素晴らしい。 コトモノ達の特性やキャラクターが物語をさらに面白くしてくれる。 さすが「このライトノベルがすごい」で大賞をとっただけはある。
設定が難しい>< ひとりの人物に名前が複数あったりするから、 最初読み進めるの大変でしたw コミックとかで、絵があればすぐ理解できたんだろうけどw 後半になるとさくさく読み進める感じで、 世界観とかも面白かった。です。
このラノが大賞に選ぶに相応しい作品だったように思う。練りこまれた設定と、幾多の"物語"とその語られ方、解釈が一つのテーマになっているのは、ライトノベルとして象徴的だった。 次巻以降どう展開しているのか、引き続き期待。
コトモノ-遺言詞(いげんし)によって脳が変質し、通常と異なる形で世界を認識するようになった者たち。 物語自体はサクサクと気持ちがいいように流れていくのだけど、設定を理解しきってからじゃないと、あれ?これって何だっけ??と躓いてしまう。 どちらかというと1回読みきりというよりも、一度読みきってから...続きを読むもう一度設定を確認して読み直すと面白いかもしれない。
その「言葉」は,世界を変える. というわけですね. 特殊な言葉によって脳そして,心が変質してしまう. そんなコトバによって生まれたバケモノ,コトモノ. 全国各地でコトモノが襲われる事件が発生し その犯人が,六年前に別れた幼馴染がであることを知る. それなりに面白かったよ. まぁアレだ. 胡散臭い...続きを読む関西弁の刑事が結局最後まで胡散臭い関西弁のままだったってことか. 関西弁ってどうして文字で読むとあんなにも胡散臭く見えるのだろうか. 文書によって伝えるものではなく 口頭で伝える文化だとでも言うことだろうか. うぅむ. まぁ,著者が何処まで関西弁を使いこなせているのかどうかも 気になる所ではございますが. いや,文字じゃなくて日常会話レベルでって話. 400頁を超えるこの厚さで480円,お買い得ですよ? 1頁あたりの単価が低いとも言いますが.
「コトモノに関わるのは面倒くさい。本当に面倒くさい。だけど、僕にはそんな面倒くさい生き方しかできない。僕に残された唯一の選択肢を、誰かに壊させるわけにはいかない。これ以上、『物語』を壊させるわけにはいかない。だから、僕は動くんだ」 (P.146)
設定がユニークで、中身読めなかったけど買いました。面白かったけど、なんだろう…主人公に対する周辺キャラの振る舞いに、ちょっとイライラしました。でも、続きが出てるなら、読もうかな。
筆致は悪くなかったと思う。ただこの世界に入り込むのに非常に時間がかかった。100pめを読んでいる段階でもぼんやりと焦点が定まらないままに読み進め170pを迎える頃ようやく迷走を終えた気がする。 こんな風に私個人が合わなかった理由は良く使われる言霊と近いようなイメージがあるのに遺言詞という違う言い方を...続きを読むする言葉。しかも、それを伝わることで詞族という集団を作るとかなんとか・・・。些細な理解不足が重なり続け、いつまでも引きずり、今読んでいる文章がますます頭に残らないという悪循環が起こった。 かなり少数派の意見かもしれないし、たぶんもう一度読み直せば最初からきちんと理解できる気がするので悪評は書かない。ただ合わなかったことは確か。
宝島のラノベレーベルの大賞ということで読んだ。ライトSF。世界設定自体はわりと好みだった。ただ、視野が狭い書き方のように感じた。世界を見渡す視野がない。主人公周りの環境が語られるばかりで、彼のある世界の広がりがあまり感じられなかったのは残念だった。そのせいか、設定や環境に対する説得力があまりない。見...続きを読むせ方があまり上手くないのかもしれない。幼い頃から抱えていたトラウマ、孤独、そういったものを最初に押し出して、それゆえの依存であったり友愛だったりを書き込んでいったら、違う印象を受けたと思う。伏線の張り方と回収がうまくいっておらず、後出しじゃんけんを常に見せられている気分を味わった。文体は平易でSF設定ではあるものの、読みやすかった。
コトモノ―遺言詞によって脳が変質し、通常の人間とは異なる形で世界を認識するようになった者たち。27年前にその存在が公になって以降、社会は人間とコトモノとの共存を模索し続けていた。そして現在―全国各地でコトモノたちが立て続けに襲われるという事件が発生。事件を追う武藤吾朗(ロゴ)は、犯人が6年前に別れた...続きを読む幼なじみ・真木成美であることを知る―。遺言詞の文字が綴る、ヒトとコトモノの幻想詩。第1回『このライトノベルがすごい!』大賞大賞受賞。
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大泉貴
しばの番茶
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