小説 イタリア・ルネサンス2―フィレンツェ―(新潮文庫)

小説 イタリア・ルネサンス2―フィレンツェ―(新潮文庫)

1,210円 (税込)

6pt

4.3

公職追放処分となったマルコは心機一転、フィレンツェへと旅に出る。しかしメディチ家が善政を敷いたかつての「花の都」は、いまや皇帝カルロスを後ろ盾にしたメディチ家の庶流アレッサンドロの独裁する傀儡国家へと堕していた。マルコはカルロスの間諜だった恋人オリンピアと再会を果たしたが、二人はメディチ家の泥沼の内部抗争に深く巻き込まれていくのだった。『銀色のフィレンツェ』改題。

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小説 イタリア・ルネサンス2―フィレンツェ―(新潮文庫) のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2021年01月19日

    2021/01/19塩野七生イタリア・ルネサンス
    ①ヴェネツィア②フィレンツェ③ローマ④ヴェネツィア
    1571年10月07日レパントの海戦に至る16世紀ヴェネツィア興隆史

    サイズは小さいヴェネツィアもローマ法王、スペインに次ぐ地位を確保していた
    東にトルコと争いつつ、長く「地中海の覇権」を保持した...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年01月19日

    シリーズの中では一番面白かった。フィレンツェならではの芸術の描写も多いため芸術好きには楽しい。
    アルヴィーゼとロレンツィーノ、どっちもやりたかったことは同じなのでは?と、1とのデジャブ感は否めない。

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    Posted by ブクログ 2021年03月22日

    今回はメディチ家の話。
    サスペンスやロマンスを交えつつ、しっかり歴史の勉強になる。
    ベネツィアとフィレンツェの性格の違いがよくわかる。
    ボッティチェリのヴィーナスの誕生とプリマヴェーラは好きな絵なので、出てきてうれしい。

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    Posted by ブクログ 2021年03月18日

    舞台はヴェネチアからフィレンツェへ。前巻から時間がたっていても、すーっといにしえのイタリアへマルコと一緒に旅立てたのがとても嬉しい。途中から傍観者の立場になったマルコだが、概念的で少々辟易した哲学のお話しもその後の布石になってしっかりと物語に乗っかってくる組み立てはさすが。抗えながらも様々な葛藤で生...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年02月16日

    舞台はベネツィアからフィレンツェへ。

    花の都と呼ばれるフィレンツェが舞台であり、華やかな文体が心地よい。
    フィレンツェに行った時を思い出した。

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    Posted by ブクログ 2021年01月04日

    3年休職期間となったマルコが旅行をした先がフィレンツ
    そこには同じようにオリンピアが居た。早速、普通の旅館位泊まったところである殺人事件に遭遇。そこでメジチの分家のロレンティーノに出会う。 彼は現元首アレクサドロに支えているが妹を差し出せといわれとうとう殺害を決意。
    最後には殺害してベネティアへ逃げ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2020年12月31日

    小国ながら自治権を持つ国から大国に支配され自治能力を失った国を見る。暴君が支配し司法さえまともに行われない。大国皇帝の囁きで極刑から救われたからといってよいというものでもない。現代では、集団的自衛権、特定機密、IR法が成立と独立が名ばかりの国もある。森・加計・桜が仮にかの国の意向により司法判断が変わ...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2022年07月26日

    公職追放になった主人公はイタリア周遊の旅に。二巻の舞台はフィレンツェ。
    メディチ家が治めるフィレンツェは16世紀のごろ、カルロスを後ろ盾にしたアレッサンドロの独裁国家と化していた。そんな中マルコはオリンピアと再会を果たすことに。
    そこで、マルコとオリンピアはメディチ家の内部抗争に巻き込まれていくこと...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2020年12月17日

    どのような政体を採用する政府であろうと、民主政体であろうと少数指導制である貴族制であろうと君主制であろうと、その政府が長期の生命を得るには、国民一人一人の物質的欲求を満足させてやる必要がある。
    だから、個人の物質的欲望を満足させることのできる政治ならば、それが民主制であろうが貴族制であろうが君主制で...続きを読む

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