人に寄り添う防災

人に寄り添う防災

770円 (税込)

3pt

4.7

「人は防災の理屈で動くのではなく、思い合う心で動く」「自らの命を守ることが、他者の命を守ることに影響する」「避難しようとするのは、自らの命を大切だと思ってくれる誰かがいることに気づいたとき」(本文より)豪雨災害が頻発し、台風が巨大化する。大地震はいつ来るかわからない。私たちは、荒ぶる自然と、どのような心構えで共存していけばいいのか。本書は、被災地でのフィールドワークや、内閣府「中央防災会議」での議論などを紹介しながら、高齢者・要支援者の避難誘導、行政に頼らない防災コミュニティの構築、非常時において情報提供者が実践すべきコミュニケーションの要諦など、具体例に基づいた「命を守るための指針」を提言する。ロングセラー『人が死なない防災』の著者が満を持して書き下ろした、待望の新著。

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人に寄り添う防災 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    ■「あるべき論」を論じその都度提言をまとめたとしても防災の現場は改善されない。
    ■防災の現場は研究者や行政の「あるべき論」で動くのではなく、その時その現場に臨んだ人が何を思うかによって動きが決まる。
    ■ハザードマップマップを見る必然性を感じていない人に「ハザードマップをみよう」と連呼しても、その効果

    0
    2021年08月27日

    Posted by ブクログ

    正常性バイアス、他愛性など実際の被災者の視点に立ちながら防災問題の改善について本気で論じている。
    私たちは災害過保護状態をもういい加減に脱しなければならない。

    0
    2021年07月24日

    Posted by ブクログ

    本書でも取り上げられているけど、結局、これまでの防災では、要配慮者の問題は行政がやるのか?住民がやるのか?白黒付けずグレーゾーンで放置されてきた。

    文中で、寝たきりの人や人工呼吸器利用者を行政でカバーして、その他は、住民が避難支援を担うべきとの提言がなされている。

    個人的には大賛成で、医的ケアの

    0
    2020年11月03日

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