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3・11、未曾有の大津波から99.8%の子どもたちの命を救った釜石市の防災教育とは? 子どもの命を守るための防災教育の知恵をまとめた、保護者・教育関係者必携の1冊。 【目次】 PART1 3・11そのとき起こったこと PART2 生存率99.8パーセントの必然 PART3 釜石での防災教育の取り組み PART4 これからの防災 付録 地震が起こったら、どうする?
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Posted by ブクログ
■津波から命を守る避難三原則 ・想定にとらわれるな ・その状況下において最善を尽くせ ・率先避難者たれ ■人間は自分に危険を知らせる情報について、最初の情報は無視する修正がある。これを打破するためには、同じ意味を示す2つ目の情報が必要。逃げてはいないものの非常ベルによって不安の中にある人は2つ目の情...続きを読む報が大きな意味を持つ。 ■防災教育には「脅しの防災教育」「知識の防災教育」「姿勢の防災教育」の3つのタイプがある。 このうち最もやってはいけないのが「脅しの防災教育」。災害の怖さをいくら話ししてもあまり効果がないばかりか、自分の住んでいる街をマイナスイメージで捉えてしまう恐れがある。 「知識の防災教育」はよく行われているが、「災害のイメージの固定化」を招き、「それ以上の災害は来ない」という想起する災害の最大値を固定してしまうことになる。 重要なのは「姿勢の防災教育」。状況に応じて臨機応変な対応や行動を取り、災害に立ち向かう姿勢を持つようにすることが大切。まず自分がまっ先に逃げるという行為が近所のお年寄りやおじさん、おばさん、その他の人たちを巻き込んで避難に向かわせ結果として大勢の人の命を救うことにつながる。「姿勢の防災教育」によって釜石の子供たちは想定にとらわれず臨機応変に最善の行動を取ることができた。 ■想定にとらわれすぎて想定を考えのないままに信じ込み、それ以上のものは来ないと勝手に判断してしまうという意味では、住民は防災行政に依存しすぎていたと言えるでしょう。依存するということは、主体的に自分の命を考えないということ。「自分の命を守る」のは行政でも国でもなく「自分」だという主体性を強くもつ必要がある。 ■「災を冷静にやり過ごす知恵を持つ」のが防災の要。ハード対策一辺倒の防災やハード施設やハザードマップといった人為的な安全への依存は、そこに住む住民の情報や施設への過信を生み、避難する、逃げるという行動を遅らせる原因になる。
平成16年から釜石で危険に向かい合う防災教育をしてきた片田先生の著書。中学生自らが小学生やお年寄りを連れて避難したことを「釜石の奇跡」と言われた。「想定にとらわれるな」「その状況下において最善校尽くせ」「率先避難者たれ」を避難3原則であるとして防災教育を行っている。
釜石の奇跡について再確認することができた。 自分が真っ先に逃げることで他の人を動かすことができる。 危機管理のために子どもたちの教育に力を注ぐことが大切。
岩手県釜石市で3000人近い小中学校の児童・生徒のうち、震災当時に学校管理下にいなかった5人を除く全員が津波の難を逃れた事について、その防災教育の内容が書いてあります。 「正常化の偏見」、「集団協調性バイアス」等初めて聞く言葉がたくさん出てきます。この本は何も、津波に限らず他の災害や公私において...続きを読むも手助けとなります。
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