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Posted by ブクログ 2022年08月10日
戦艦大和と武蔵。姉妹艦それぞれの劇的な最期。対象的な戦後の描かれ方。珍しく二番艦の立場にスポットを照らし戦後ニッポンの戦争感を描く。
戦艦武蔵は大和に比べ、出番も少なければどうしようもなく悲劇的な描かれ方が多い。
単に時代遅れの大艦巨砲主義という見方だけでなく、開発の経緯、戦後ニッポンへの技術貢...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年04月24日
「戦艦大和」とは異なり民間企業の製品である「戦艦武蔵」を深い理解するための決定版ともいうべき内容。
同型艦の大和と異なり、武蔵の映画などのメディアに取り上げられない、何故か?という疑問へ1つの回答をくれる。
大量の資料に裏付けられた大和との比較。
ドラマじみた戦場における感動シーンの戦記物に「あり...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年06月28日
戦艦武蔵の語られ方について論じた一冊。
武蔵の艦歴や技術的特徴などには深く突っ込まず、むしろ武蔵に関する様々な言説から、武蔵の語られ方を読みときつつ、戦争や戦艦の様々な「ファンタジー性」に言及するなど、内容は多岐にわたる。
戦争を知らない我々が戦争や兵器をファンタジー的に捉えるのは当然として、当時の...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年01月26日
1944年に完成、46センチの巨砲を備え、日本海軍の切札として期待された戦艦武蔵。しかし、資源不足の日本で武蔵はその巨体を持て余し、活躍することなく沈没。
武蔵の存在は悲劇なのか、喜劇なのか。本書では武蔵の不幸な運命の原因を探る。
よく比較されるのが戦艦大和。戦果をあげず沈没した点では共通してい...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年11月20日
「なぜ大和は脚光を浴び、武蔵は忘れ去られたのか?」という惹句を見て手にした一冊。
両艦について書かれた大量の文献を読み込んだことがよく分かる力作であるのはまちがいないのだが、どうにも違和感を禁じえない。その理由は二つある。
ひとつは、本書の目的が上記の疑問に答えることを通じて、なぜ人々が戦争にリアリ...続きを読む
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