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息子のSOSに気づけなかった後悔、苦しいけれど大好きな翻訳の仕事、きざみ葱をめぐる夫とのバトル、老犬との別れと子犬ハリーとの出会い、亡き母からの時を超えた贈り物、そして予期せぬ入院生活。我が家にとって、それは山あり谷ありの四年だった――。琵琶湖畔に暮らす翻訳者が何気ない日常を綴る、心温まるエッセイ集。
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Posted by ブクログ
著者とケンカして飛び出すように、一人で家をでていった次男君とのエピソード、「いい親になりたい」がとても好きです。何回読んでも涙が出ちゃいます。
書かれているのは、母なら、娘なら、嫁ならば、 いつかどこかで感じた出来事、のような気がする。 モヤモヤしたり、元気になったり、 自分を立て直したり、と、確かにあったこと。 しかし、それぞれのシーンの中で 感じたことも言葉にできず、うやむやに忘れ去っていたことを しっかりと的確に書かれていて、 そし...続きを読むて、それは大切なことだったのだ、と 気づかせてくれることが多かった。 何度も心が震えた。 著者の作品をもこれからもっともっと読みたいと思った。
私も 息子が赤ちゃんの頃は 永遠に続く子育てに不安しかなかった あっという間にでかくなった息子の巣立ちが 寂しくて仕方ない 共感しかない 子供にも ぜひ読んでほしい たまに優しい言葉が聞けるだけで 母はがんばれるのです
同じ琵琶湖の対岸にこんな生活を送っている人がいる。 とても不思議な感覚だった。 翻訳家という仕事が長いトンネルを抜けるような仕事であることをこの本を読んで知った。 他の作品も読みたくなった。
村井さんのことは存じ上げず、手に取りましたが、 男の子のお母さん、という共通点から何度もぐっと来てしまう場面がありました。 琵琶湖畔での暮らしも素敵でした。
家族との日々を綴ったエッセイ集。 翻訳の仕事をしながら双子の男の子を育て、家事をこなし愛犬の散歩も。 男の子を育てる大変さに(分かる、分かる)と相槌を打ち、老犬との別れのシーンでは村井さんご家族を心配し、気づけばアッという間に読み終えていた。
毎回面白い。 日々感じるモヤモヤを言葉にするのが、本当にうまい。 周囲の反応を気にする大人が多い世の中で、周りの顔色を伺わないお人柄に好感が持てます。だからといって、人付き合いが悪いのではなく、とても良い方たちに支えられている。 もっと話を聞きたくなる方なので、他の著書もどんどん読みたくなります。
これまで読んできた村井さんの本は割りとハードな 家族物だったが、村井さんが自ら作った家族のお話し はどちらかというと穏やかさが漂う素敵な1冊だった
翻訳家の家庭の話。 成長していく息子たちとの関わり。 色々とめんどくさい人だなあと思いながら読みました。
「サカナレッスン」「兄の終い」をおすすめしてくれた友人が「これもオススメ!」と貸してくれた本。 翻訳家・エッセイストの村井理子さんの日々を綴ったエッセイ本。 双子の息子さんの成長、家族の一員であった老犬トビーとの別れと新たな一員となったハリー、家事もがんばってくれるご主人など…村井さんちの生活が伝...続きを読むわってきてほんわかします。 私は子供を育ててことはないけど 母というのはすごいなあ~とつくづく思ったり 会ったこともない村井さんのがんばりを応援してみたり 子供さんの成長にうんうんとうなづいてみたり 子供さんがいる方でしたら「そうなのよ~」「わかるわ~」という目線で楽しめるかもしれません。 なんでしょうか…例えるならば…「大草原の小さな家」を見ているような…そんな気持ちで読み終わりました。
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