万物創生をはじめよう――私的VR事始

万物創生をはじめよう――私的VR事始

3,960円 (税込)

19pt

4.3

平凡な会社員の生活がバーチャルリアリティ(VR)空間と現実世界にまたがる──こんな時代の到来を、40年前に誰が確信していただろう……この人以外に。第一次VRブームの立役者であるラニアーが、VRの来歴と次世代への展望を(意外にも初めて)書き尽くした真骨頂の一冊。人間とVRの関係の本質について、先駆者ならではの思索を綴る。異能の者たち(男性ばかりではない)がひしめく80年代~90年代初頭のシリコンバレーの情景も、アップルやマイクロソフトのようなIT覇者とは異なる視点からいきいきと振り返る。VRは人間の“主観”に軸足を置くテクノロジーだ。個人が主観的に経験している世界全体(いわば環世界)を拡張し、他人のそれと融け合わせることさえ可能にする。本書が語るその体験はまるで楽器の演奏のように身体的で、人間とは何かを再確認させ、考えさせる。ラニアーはVR史の最初期からそこに未来を見ていた稀代のプロモーターだった。この型破りな本の中には、どんな読者にとっても、VRだけでなくテクノロジー全般への認識を塗り変えられるような発見があるだろう。ニューメキシコの砂漠の隅っこにドームの自宅を建てた少年としてはじまる著者のキャリアは、文句なしに非凡でおもしろい。徒手空拳のエンジニアたちがガレージでイノベーションを生み出していた、かつてのアメリカの底力を体現している。

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万物創生をはじめよう――私的VR事始 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ジャロン・ラニアーの本は毎回面白いと感じているので、深く考えずに本書も購入しましたが、期待を上回る面白さでした。本書はVRの歴史を解説した本であるとともに、VRを生み出してきたラニアー自身の幼少時からの自伝でもあります。その意味では、あたかもラニアーの人生をVRで追体験しているかのようでありました。

    0
    2023年05月08日

    Posted by ブクログ

    VRを最初に作った人って現実世界を壊したかったのかな?とかちょっと怖い気持ちがあったのだけれど全然そうじゃないことがわかった。
    夢があった。

    0
    2020年12月11日

    Posted by ブクログ

    VRの歴史を知りたい人におすすめ。

    【概要】
    ●著者の一つの物語
     1984年~ VR研究開発会社
    ●VR技術の話と物語

    【感想】
    ●古典的なVRの話が多い。
    ●MRの話はあまり出てこない。最新の技術の話がないのは残念だった。

    0
    2022年03月27日

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