軍旗はためく下に 増補新版

軍旗はためく下に 増補新版

1,100円 (税込)

5pt

4.3

歴代直木賞受賞作中の白眉である(浅田次郎『コレクション戦争と文学11 軍隊と人間』解説より)
敵前逃亡・奔敵、従軍免脱、司令官逃避、敵前党与逃亡、上官殺害。陸軍刑法上、死刑と定められた罪により、戦地で裁かれ処刑された兵士たち。戦争の理不尽を描いた直木賞受賞作に著者の自作再読エッセイを収録した増補版。
〈解説〉五味川純平
〈巻末エッセイ〉川村湊

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軍旗はためく下に 増補新版 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年04月04日

    戦争はもちろんのこと軍隊組織の非合理性を説く。軍法会議をテーマに組織の歯車に潰された哀しき兵士たちを、独特の伝聞体で描く。

    0

    Posted by ブクログ 2024年02月05日

    1970年の直木賞受賞作品。敵前逃亡は死刑、陸軍刑法によって理不尽に処刑されてしまったたくさんの日本兵のはなし。

    0

    Posted by ブクログ 2021年11月09日

    覚悟の戦死ではなく、戦犯となり死刑となった人たちの経緯をたどる短編集。

    何度か挫折しそうになった戦争小説。限りなくノンフィクションと言っても間違いない太平洋戦争の「理不尽」が満載。

    総力戦の負け戦には、本作で描かれた「理不尽」も待ち受けることを全日本人は肝に銘じるべき。

    構成もさることながら「...続きを読む

    0

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