小学校英語のジレンマ

小学校英語のジレンマ

924円 (税込)

4pt

3.3

二〇二〇年四月から小学校五・六年で正式教科としての英語が、三・四年で必修の「外国語活動」が始まる。グローバル化時代には必須との大きな期待と根強い反対を経て生まれた「小学校英語」はどこへ向かうのか。実際、どんな効果が見込めるのか。約三〇年の改革の経緯、教える負担の大きさなど、未解決の論点を網羅する画期的な一冊。

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小学校英語のジレンマ のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    小学校英語の問題点を丹念に調査した好著だ.結論めいた件がp204にある.「小学校英語は熟議なしで拙速に決定されたものであり、そもそも劇的な効果は望めない.また、グローバル化に対応するために小学校から英語を導入すべしという根拠も不明である.」お金がないからか担任の先生が英語を教えることになり、先生の負

    0
    2020年09月26日

    Posted by ブクログ

    小学校英語について最もよくまとまった本である。また共分散構造分析のモデルも使っていた。
     研究の基礎文献になりうる本である。

    0
    2020年04月27日

    Posted by ブクログ

    非常にわかりやすく、客観的な分析。歴史的経緯の中で、小学校英語がどのように位置づけられてきたか、そして、肝心の課題とは何か、早期英語教育の効果は何か、が整理できた。早くに英語を学習することに、個人単位では意味がないと改めて認識。

    0
    2023年10月29日

    Posted by ブクログ

    グローバル化は呪文
    全ての日本人に必要なものではない
    グローバルビジネス、国際交渉の前線に立つ人の英語力向上させる施策が一番コスパがよい。例・企業内教育、職業訓練

    0
    2022年09月18日

    Posted by ブクログ

     英語が2020年度をもって小学校5年生から正式な教科として始まるに際して、そのまさに当事者の小学5年生が家族にいるものとして、その英語教育がどのような考え方を背景にデザインされてきたものなのか、その内容を確認することができた。
     英語が要るのか要らないのか、ただちにその深いところには立ち入らず、評

    0
    2020年04月29日

    Posted by ブクログ

    小学校英語教科化の歴史的経緯が、かなり詳しく記述されており、なるほど、と思うこと多数。今後の展望も説得力あり。

    0
    2020年03月08日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    英語教育はどこに向かっているんだろう。と疑問を持って読んだ。
    早期英語教育を公教育に盛り込んだところですぐに子どもが英語ペラペラになるわけではない。実生活と結びついているわけではないから。
    教員の負担も増えるし研修する時間もお金もない。
    だから著者は専科教員が担当するか、全廃かの案が良いとしていた。

    0
    2021年12月31日

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