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源氏亡きあと、宇治を舞台に源氏の息子・薫と孫・匂宮、姫君たちとの恋と性愛を描く。すれ違う男と女の思惑――。大長編の最後を飾るドラマチックな「宇治十帖」が圧巻。角田源氏、完結巻。 解題=藤原克己(国文学 東京大学) 解説=池澤夏樹 月報=辻原登 マイケル・エメリック
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Posted by ブクログ
訳文は分かりやすく、解題・解説も理解を深めるのに役立ち、曖昧だった宇治十帖がよく分かった。次世代編の先駆け。この時代に、現代にも通じる恋愛系のあらゆるシチュエーションで、いろんな性格や立場の登場人物をすべて書き尽くしてしまった紫式部の筆力が素晴らしい。
やっと読み終わり。 長い長い・・・長かった。やっと読めた。 というのが何よりもの感想。 初めて源氏物語を読めたという感慨が次の感想。 この全集もこれですべて読めたというのがその次の感想。 源氏物語は、この下巻の宇治十帖が面白いと思いました。 日本文学独特の物語の進み方にめんをくらうところもありつつ...続きを読む。全体的には読めてよかったと思いました。
【源氏物語 下】 読み終えたときのため息は達成感なのか開放感なのか疲労感なのか。それなりにいろんな感情があったのかなと。 上巻を読み終えたのが2018年6月、中巻は2019年3月、それから2020年8月。出版に合わせて読んでると、2年も経ってた。上巻読んでた時にあったこと、中巻読んでたときのこととか...続きを読む思い出せる。時間をかけて大作を読むことってなくて、ちょっと新鮮な感じ。 内容。 源氏は消えてる。残されたのは関係者の子供たち。光り輝く神はいない。現れるのは普通の貴族。 普通の人間だから悩む。悩んで行動するけどベストな行動は取れない。思いは同じなのに、距離は縮められない。 何だか悲しいんだけど、小さな幸せはそれなりにあって。でもそれだけだと時間は淡々と流れるわけで。 感想。 何を書いても安っぽくなってしまうので、放棄。何のためのメモなのかって感じだけど、今は何とも。いつか読み返せたらなとは思う。
いつかは読もうと思っていた源氏物語をついに読み終えました。 下巻は光る君のなくなった後の世界。上巻のような華やかさや完璧さはないながら、ひとの心や苦悩、すれ違いや欲望はよりあらわになったような。 そして、あの,ラスト。 終わってないんだな。
現代文だから、読みやすいのだけれど。 しっかり読まないと、いつのまにか話が進んでる。 これを漫画にした大和和紀はすごい。 この文章から、着物を考え背景を書き、登場人物の心の声を描いたんですね…。 これを機に、他の『源氏物語』読んでみます!
なんだか今ひとつ面白くない。これが本当に同じ作者による続きの話なのか。華麗さがなくどろどろとした話が続く。浮船もあまり好きな感じではない。 ただ解説を読むと、そうかこれはこの時代としては自立した女性の話と読めば良いのかと。もう少し時間が経てば違う感想になるかも。
ど正直な思い… やっと,読み終わった〜! 面白かったか,面白くなかったかといえば,間違いなく「面白くなかった」 が,『千年ロマンス』は確かに感じられたかな? 現代との恋愛観や人生観の違い故に理解し難い表現があるのもまた,感情移入できない要因にもなり,一方でそれでも変わらぬ人間らしさに感心したり. そ...続きを読むれでも最後の女性,浮舟の登場は俄然現代人にわかりやすい恋愛模様になり,最後の尻切れ蜻蛉感も,個人的には浮舟に与えられた「選択の自由」と読めて,1000年前にも女性を『個』として描いて締めくくった『紫式部』と言う作家の千里眼のような洞察力にはやはり恐れ入ったのだった.
637ページに渡る下巻、1週間かけて読み終わりました。源氏物語のうち、光君が亡くなった後の宇治十帖。スーパースターとも言うべき光君とは違い、人間臭さが溢れている男2人、女3人の物語。最後は「えっ、これで終わり?」という呆気なさで終わってしまうけれど、訳者あとがきで書かれているように、これから先は読者...続きを読むの想像に委ねられているのだと思う。 何にしてもこの大長編を読み終えた達成感がものすごい。そして、これを訳した角田光代さんや編集者さんの偉業に拍手を送りたい。とても読みやすい訳で、すらすらと読めた。読書好きとして、源氏物語を通読できて良かったし、ありがたく思う。
前の光源氏が主人公の話とは打って変わって俗っぽい人間ドラマになる。序盤の恋する蔵人少将の見苦しさから絶好調だ。 薫と匂宮、名前が嗅覚関係で似ているな、と思っていたが、薫が香りを放ち、匂宮がそれを女性から嗅ぎ取るのか!と中盤に気付き、伏線回収された気分だった。宇治の三姉妹を挟んで何度も三角関係になる...続きを読むのが面白い。 浮舟は名前の通り、二人の間をフラフラするし。 (名前の由来になった匂宮に抱かれて舟でデートするシーンはロマンチックだった) 角田さんのあとがきの浮舟の解釈も唸った。 「袖ふれし人こそ見えね花の香のそれかとにほふ春のあけぼの」 この歌、薫と匂宮どちらの名前も入っている。 1000年前にこんな近代的なドラマを描いた紫式部はすごいなあ。言葉遊びのセンスも抜群。 現代のとても美しい日本語で書かれていて読みやすかった。表紙もシンプルながら素敵。 めちゃくちゃ面白かった。読破できて良かった。
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