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Posted by ブクログ 2016年04月16日
原発について、全然知らんなと思って手に取った。原発の製造やその安全性の大部分が、一製造メーカーに委ねられているとわかって驚いた。もっと国や専門家が管理、チェックしているものかと。著者である田中さんも述べているけれども、わたしたちが最終的に頼るしかないのは、国。というか、国の決定には従わざるを得ない(...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年09月01日
国会事故調査委員でもある田中光彦さんの1990年の著作。技術論から原発の危険性を問うているが、印象に残ったのは最終章で「最大の問題は、環境との関係を積極的に断ったこうした閉鎖的な人口空間をわれわれが快適と感じていることだろう。」と述べている部分だ。脱原発とは我々文明に依存した現代人の生き方の転換を迫...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年05月20日
[ 内容 ]
チェルノブイリの事故が世界に大きな衝撃を与えたにもかかわらず、日本の原発政策には何の変化も見られない。
日本の原発ははたして安全なのだろうか。
原発の心臓部である圧力容器の設計に携わった著者が、自ら体験した製造中の重大事故を紹介し、現在運転中の原発の問題点をえぐり出すとともに、脱原発の...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年08月10日
既に作ってしまった原子力プラントを、現代の安全基準にバックフィットさせることが如何に不可能なものか、よくわかる。(部分的なつけ焼き刃な対処しか出来ない)
前世紀中頃の設計の原発が、圧力容器が中性子照射で脆くなって行くがままに日本の海岸に大量に設置されている現状の恐ろしさよ!
緊急炉心冷却装置の作動が...続きを読む
知らないから怖いよりも、知ることによる本当の怖さを得ることができる。今の日本では原発と関わらずに生きていくことは難しく、自分の身の安全を確保するために最低限の知識は持っておくべき。この本に限らず、本は著者の私見が強くなりがちなので他の本も併せて読むと良いと思う。
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